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狂愛の巣窟
第7章 【再燃するココロとカラダ…】





中に出したら承知しないから。
酔ってたなんて言い訳しないでよね。
あんたが望んだんだから。
私もとことん快楽の頂点まで連れてってよ。




「ダメっ……十和ちゃん!」




起き上がった身体でそのまま倒してきて正常位へ。




「へぇ、ガンガン突いてくれるの?克っちゃん出来る?すぐイっちゃうんじゃない?」




「だ、大丈夫っ……ハァハァ、十和ちゃんの中…温かい…っ」




「ん……もっと奥まで来て……もっと」




また泣いてるの…?忙しいね。
これでもかってくらい優しいキス。




「十和ちゃん……俺、幸せだ」




「え…?」




「10年越しだよ……やっぱり十和ちゃんじゃなきゃダメだったみたい、俺」




うっすら汗も掻いた額滲ませて荒い吐息のまま私を攻め立てる。
イクにはまだ早いよ、克っちゃん。




「大袈裟ね、ただの初恋でしょ」




「うん……俺の初恋…っ」




奥まで届いて思わず声が漏れる。




「はぁんっ……あん……はぁ……っ」




「十和ちゃんを越える人には残念ながら出逢えなかったよ…」




「これから出逢えるよ…」




「奪いたいって思う俺はダメな人間なのかな…?」




「子供も居るわ」




享さんとの間には居ないけどその方向で暴走の失速を促す。




「有紗ちゃん…だっけ?大きくなってるよね?」




「今は4人家族……もうひとり居るから」




「……いくつ?」




「それ聞いてどうするの?既婚者だとわかって受け入れたのは克っちゃんだよ?子供が成人するまで待とうとか思った?無駄だよ?私、旦那を愛してるから」




とことん悪い女だなって思う。
だからやめときなよって言うけど、百発百中堕ちちゃうのは仕方なくない?
甘い蜜だけ吸って捨てようとしてるのに、それをわかってて食らいついてくる男の方がどうかしてるでしょ。




本能…?制御出来ないもんね、男は。
無意識に子孫繁栄しようとするから。
気持ち良い事はしたいよねぇ、女もそうだよ。
そこに愛だとか誠意だとか関係ないの、私は。
身体は繋がっても心は繋がらないから。










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