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狂愛の巣窟
第8章 【倫理に反したその先で…】
床に重なる身体。
押し倒したの2回目?
こうしないとシてくれないの?
可愛い……有紗に見られても良いからシよ?
「今何時?」
「えっと、11時…ですね」
「ん……じゃ、時間大丈夫だね?」
「えっ!?な、何がですか?」
いつもと違う反応して私を楽しませてくれてるの?
可愛過ぎるんだけど。
「え……勃ってるじゃん」
覆い被さるようにキスをしてズボン越しに手コキした。
止めてくる手に私も力では勝てなくてフニャ…と胸に顔を伏せて寝そべった。
オマンコに固いの当たってるよ…?
でもシないの?
すっごいドキドキしてる。
横にズレて再び手コキするの。
「あのっ……ちょっと……僕、松本です、有紗ちゃんと付き合ってる……」
「えっ!?」と顔を上げた途端テーブルに頭をぶつけてゴン!と鈍い音がした。
「大丈夫ですか!?」と介抱されるも余計に頭がクラクラしてきた。
同時にとてつもない恥ずかしさでパンクしそうになる。
ずっと一颯くんだと思ってた。
名前呼んでないよね!?
え、どっち!?
「あの、僕……家に来るよう言われてたんですけど有紗ちゃん居なくて……電話してみます」
その場で電話するも繋がらない様子だ。
どうしよう、この状況。
私一人じゃ片付けれそうにない。
有紗、何処に居るのよ。
頭クラクラしてるけどそんなの理由にならないよね。
とりあえず「ごめんなさい」の一言に尽きる。
母親として何て破廉恥な。
羞恥心の欠片もないのかって思われちゃう。
家に若い子連れ込んでエッチな事してる主婦……とか思うよね。
まだ手に感触残ってるもん。
ヤバいヤバいヤバい…!!
顔見れないよ。
「気にしないでください、それより大丈夫ですか?体調」
「はい……寝れば何とか、あの、有紗帰って来てないかな?寝てるのかも?部屋見てきてくれる?2階の右側の扉だから」
「はい、じゃ、失礼します」
とにかく気配が消えたので絶賛二日酔い中の私は娘の彼氏にとんでもない姿を晒してしまい後悔の嵐に見舞われているが、まずは睡眠を取るべく再びソファーに寝転んだ。