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狂愛の巣窟
第3章 【義理の父と兄に迫られて…】
高速を降りてから更に1時間ほど山沿いを走る。
古民家風にリノベーションされたお洒落なお蕎麦屋さん……ではなく、昔ながらの古い暖簾が掛かった老舗の蕎麦屋だ。
常連さんで保ってるようなものだって享さんは言ってたけど。
それでもランチタイムは店内は混み合う。
髪はひとつに纏め、派手なアクセサリーや化粧も控える。
爪もトップコートのみで整えた。
動きやすいスキニーパンツとオーバーサイズのトレーナーでエプロンと三角巾を着けてお手伝い。
始めはベテランのパートさんについてある程度は教えてもらいます。
一番緊張するレジ打ちも何とかこなせるように。
店内が空いて来たら二階に眠るお義父さまに昼食を持って上がるのだ。
「本当すまないね」
布団から起こして食べてもらうのだけど。
「私も一緒に食べて良いですか」と聞いたら快諾してくださいました。
普段の生活の話や蕎麦屋にかける熱い想い…なんかを聞けて昼食の時間はとても楽しい時間になった。
休憩が終われば閉店までお店に立ち、閉店後は片付けに徹する。
調理していたお義兄さまは売上金の計算をしていた。
お店が終われば家の中も掃除する。
洗濯もこんもり溜まっていて2回目を回したところ。
「ほぇ〜、家事のスペシャリストだな、本当有り難いよ、男ばっかだとすぐこうなっちゃうから」
「あ、お義父さま、起きてて大丈夫ですか?」
「あぁ、寝てばかりもいけないからね、ゆっくりだけど動かないと」
「無理しないでくださいね、お茶淹れますね」
食卓テーブルに座られたのでお茶を淹れた後はシンクに溜まった食器の洗い物を片付けていく。
ゴム手袋をして洗っている時でした。
何となく気配を感じていましたが最初は泳がせてみます。
自意識過剰なのもどうかと思ったものですから。
しかし、その気配は的中していました。
お尻に何かが当たり身体は硬直します。
びっくりして危うくお皿を落としそうになりました。
振り返るとやはり立っていたのはお義父さまで。
下半身を擦り付けてきているのです。
「あ、あの……お義父さま?どうなさったんですか?」
円を描くようにグリグリとお尻に当ててきます。