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欲しいのは愛だけ
第14章 手に入れた愛
「聡太の病院で手術するから。
さすがにお義父さんのところって訳にはいかないしな。
早速連絡して…木曜に手術して、一泊入院して、
金曜に退院かな。
そしたら土日、ゆっくり出来るし」

「入院?
やっぱり大変な手術なの?
付き添いしなきゃ」

「いや、日帰りでも出来るって言ってたけど、
念の為。
付き添いは大丈夫だよ。
ふーちゃんもはーちゃんも小さいから」

「でも…」


そんな押し問答をして、
結局、母に来て貰って、付き添いだけは行かせて貰うことにした。


母にだけは説明しなくてはいけないからと、
航平さんが、
帝王切開での出産が本当に心配で、
これ以上負担を掛けたくないことと、
アレルギーで別の素材も試してみたけど、
やっぱり痛さとかがあるから生でしたいことを説明するので、
私は顔を紅くしてしまった。


「いつまでも仲良しなのは良いことよ?
パパの病院ですれば良いのに。
ちなみに、パパもその手術、してるのよ?
私も痛くてコンドーム、嫌だしね?」と、
ケラケラ笑うので、
びっくりしてしまった。


「それと、腎臓弱いから出産はもう心配だからって言われたの」と、
知らなかったことも言われて驚いてしまった。


「あと、パパ、モテるから心配で。
浮気されて、子供が出来たとか言われたら、
嫌じゃない?」と、更に笑うので、
びっくりしてしまった。


「あら!
冗談よ?
パパは私にゾッコンだし、
メイちゃんのことも大好きだから、
そういうことはなかったと思うわ?
でも、周りは若くて可愛い女の子ばかりだったから」と言っていた。



母に送り出されて、
前夜から絶食している航平さんと病院に行った。


「こいつが聡太だよ。
聡太、俺の奥さん」

「おお。
いつもお噂はかねがね!
航平、奥さんの話しかしないからな」と言われて紅くなってしまう。


説明を改めて聞いてから、
手術の同意書に署名した。


「浮気して怒ってパイプカットされる夫は良く来るけど、
奥さんを傷つけたくないからって手術するのは珍しいな。
本当に、こいつ、メイさんのこと大好きですよね?」と笑いながら部屋を出てしまう。


「もう…どんな話をしてるんですか?」と言うと、

「ごめん」と顎の下を掻いて笑う。


そして、着替えをしてストレッチャーに乗せられて手術室に入った。
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