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欲しいのは愛だけ
第14章 手に入れた愛
手術後の経過も順調で、
クリスマスを家族で過ごした後、
横浜の実家に子供達を預けて航平さんと2人で葉山にお泊まりに行った。
深まった絆を確かめようと、
はーちゃんを授かったホテルを航平さんが予約してくれていた。
流石にあの時のように激しく濃厚な夜を過ごしたわけでは無かったけど、
ゆったりと優しい気持ちで慈しむような愛情の交換をした。
何度も何度もキスを交わして、
ハグして、
言葉でも目でも、
身体全てを使って愛してると言い合うような夜を過ごした。
手術後、初めて挿入もして貰ったけど、
以前とは変わらず、
というより、以前よりもっと感じてしまって、
私は涙を流しながら声を上げて意識を失ってしまった。
そんな私を抱き締めて、
またキスをしてくれる。
翌朝、ダイニングルームで、
クリスマス前に結婚指輪を買ったお店で選んだ時計を交換して、
お互いの手首に嵌めた。
これからもずっと、
同じ時を刻んで歩いて行こうという気持ちを込めた時計を眺めながら、
暫く手を握り締めながら見つめ合っていた。
おかわりのコーヒーを注ぎながら、
「あの…何かの記念ですか?
おめでとうございます」と遠慮がちに声を掛けてきたのは、
いつか宿泊した時にルームサービスを届けてくれたスタッフさんだった。
「ああ、ここで2人目の子供を授かったから記念に泊まったんだよ」
「それはおめでとうございます」と言いながら、
静かに離れていった。
「あら、いやだ、航平さんたら。
3人目よ?
メイメイちゃんも入れてあげて?」と言うと、
「ホントだな。
メイ、ありがとう」と、
ギュッと手を強く握った。
「子供3人か。
父ちゃん、頑張らないとな?」と戯けた顔で言うので、
「あら。
母ちゃんも頑張らないとね?」と真似をして言うと、
航平さんは大きく口を開けて笑った。
「あのね、もう私、
子供達と会いたくなっちゃって…」
「じゃあ、早めにチェックアウトしてケーキ買って帰るか?」と立ち上がった。
でも、エレベーターに入ると抱き締めてキスをすると、
「もう一回だけ、抱かせて?
今度は、服着たまま、ソファで」と耳朶にもキスしながら言うので紅くなってしまう。
そして、本当にあの時のように、
ソファで愛し合ってからホテルを後にした。
クリスマスを家族で過ごした後、
横浜の実家に子供達を預けて航平さんと2人で葉山にお泊まりに行った。
深まった絆を確かめようと、
はーちゃんを授かったホテルを航平さんが予約してくれていた。
流石にあの時のように激しく濃厚な夜を過ごしたわけでは無かったけど、
ゆったりと優しい気持ちで慈しむような愛情の交換をした。
何度も何度もキスを交わして、
ハグして、
言葉でも目でも、
身体全てを使って愛してると言い合うような夜を過ごした。
手術後、初めて挿入もして貰ったけど、
以前とは変わらず、
というより、以前よりもっと感じてしまって、
私は涙を流しながら声を上げて意識を失ってしまった。
そんな私を抱き締めて、
またキスをしてくれる。
翌朝、ダイニングルームで、
クリスマス前に結婚指輪を買ったお店で選んだ時計を交換して、
お互いの手首に嵌めた。
これからもずっと、
同じ時を刻んで歩いて行こうという気持ちを込めた時計を眺めながら、
暫く手を握り締めながら見つめ合っていた。
おかわりのコーヒーを注ぎながら、
「あの…何かの記念ですか?
おめでとうございます」と遠慮がちに声を掛けてきたのは、
いつか宿泊した時にルームサービスを届けてくれたスタッフさんだった。
「ああ、ここで2人目の子供を授かったから記念に泊まったんだよ」
「それはおめでとうございます」と言いながら、
静かに離れていった。
「あら、いやだ、航平さんたら。
3人目よ?
メイメイちゃんも入れてあげて?」と言うと、
「ホントだな。
メイ、ありがとう」と、
ギュッと手を強く握った。
「子供3人か。
父ちゃん、頑張らないとな?」と戯けた顔で言うので、
「あら。
母ちゃんも頑張らないとね?」と真似をして言うと、
航平さんは大きく口を開けて笑った。
「あのね、もう私、
子供達と会いたくなっちゃって…」
「じゃあ、早めにチェックアウトしてケーキ買って帰るか?」と立ち上がった。
でも、エレベーターに入ると抱き締めてキスをすると、
「もう一回だけ、抱かせて?
今度は、服着たまま、ソファで」と耳朶にもキスしながら言うので紅くなってしまう。
そして、本当にあの時のように、
ソファで愛し合ってからホテルを後にした。