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欲しいのは愛だけ
第2章 同窓会
「凄く美味しかった。
ご馳走様でした」と言って、
航平さんはお茶碗を持って立ち上がる。

「あっ、置いておいてください」と言うと、
「食器くらい、洗うよ」と笑う。

私も立ち上がってキッチンに入ると、
「じゃあ、私、拭きます」と隣に立って洗い立ての刺し子の布巾で拭き始めた。

「これって?」

「ああ、チクチク縫ったんです。
離婚した後、暇過ぎて…」と笑う。

すぐに洗い終わって、
「ありがとうございました」と言うと、
そのまま抱き締められてしまってジタバタしてしまう。


「初対面のオトコを、
家に入れたらダメだよ?
襲ってくださいって言ってるみたいなもんでしょ?」
と、低い声で言われると、
「えっ?」と言いながら、
脚の力が抜けてしまう感覚になって震えてしまった。


「ごめん。
冗談だよ?
こんな怯えた顔してる女の子を襲ったりしないよ?
でもさ、本当に家に入れたらダメだよ?
危ないから。
トイレ貸してとか、
大学生の時とかに送り狼する時の常套句でしょ?」と言って、
そっと額にキスをした。


「脚…震えちゃって立ってられない」と言うと、
航平さんは「えっ?」と言って私を見ると、
大笑いして抱き上げてリビングのソファに運んでくれた。


「可愛いな、ホントに。
襲いたくなるから、帰るよ。
今度はゆっくり飯でも食いに行きたいな」と言うと、
手の甲にキスをして、
「おやすみ。
ちゃんと戸締まりするんだよ?
オートロックのマンションも、
危ないからね?」と言って廊下に消えていく。


私は慌てて見送ろうと立ち上がって追い掛けると、
玄関の前で立ち止まった航平さんの背中にぶつかった。


「メイは育ちが良いんだね?
俺の靴も揃えてくれてる」と呟いて振り返ると、
抱き締めて唇にそっとキスをした。


「ダメだ。
惚れちゃったよ。
嫌なら突き飛ばして?」と言いながら、
角度を変えてキスをする。
息が苦しくなって少し唇が開いてしまうと、
舌がゆるゆると私の口の中に入ってきて、
舌を絡めては吸って、
舌で私の中を弄るようにするので、
頭の中がクラクラしてしまう。
多分、酸欠になってたんだろう。

気が遠くなりそうになる私をしっかり抱き締めて、
「これ以上居たら、止まらなくなるから」と言って、
私の目を見つめた。
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