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欲しいのは愛だけ
第2章 同窓会
「ごめんなさい。
私…酔ってます。
キスとか、するべきじゃないのに。
本当にごめんなさい」と、
深く頭を下げた。
「こっちこそ、ごめん。
メイがあまりにも可愛くて、
年甲斐も無く危うく襲うトコだったよ。
お茶漬け、ご馳走様。
今度は外で飯、食いに行こう」と笑ってくれたので、
私は靴べらを渡してにっこり笑ってみた。
「メイは笑ってるのが一番似合うな」と言って、
靴べらを渡しながら手を握ると、
もう一度手の甲にキスして、
「おやすみ。
電話して?
名刺の携帯、いつでも良いから」と言って、
ドアから出ていった。
私は暫くドアを見つめていて、
慌てて鍵を締めた。
キス…しちゃった。
でも…別居してるって言ってたけど、
まだ結婚してるんだよね?
別居って…どうして?
グルグルと色々なことを考えながら、
ダイニングテーブルに置きっ放しの焙じ茶の入った湯呑みをキッチンに運んで洗った。
携帯が震えた。
ショートメールだった。
「さっきはキスしてごめん」
「おやすみ、メイ」
とあった。
私も
「キス、お上手ですね?」
「気絶するかと思いました」
「おやすみなさい」
と返信して、
シャワーを浴びてパジャマに着替えた。
携帯を見ると不在着信があった。
航平さんの番号だったので、
登録しておこうとして発信してしまい、
慌てて電話を切ると、
すぐに折り返しが掛かってきた。
「ごめんなさい。
番号登録しようとしてたら、
鳴らしちゃった」
「メイの電話ならいつでも大歓迎だよ?
俺も声、聴きたくて、さっき電話した」
「シャワーしてたの。
気づかなくて」
「こんなことなら、帰らなきゃ良かった。
ずっと一緒に居て、
話をしていたかったよ」
「えっと…
航平さん、まだ優子先輩と結婚したままですよね?」
「うん。
まあ…多分…。
でも、どうかな?」
「立ち入ったこと訊いて、ごめんなさい。
話したくなかったら別に良いんですけど、
私、ご結婚されてる方とはお付き合い出来ません」と、
キッパリとした声で言った。
私…酔ってます。
キスとか、するべきじゃないのに。
本当にごめんなさい」と、
深く頭を下げた。
「こっちこそ、ごめん。
メイがあまりにも可愛くて、
年甲斐も無く危うく襲うトコだったよ。
お茶漬け、ご馳走様。
今度は外で飯、食いに行こう」と笑ってくれたので、
私は靴べらを渡してにっこり笑ってみた。
「メイは笑ってるのが一番似合うな」と言って、
靴べらを渡しながら手を握ると、
もう一度手の甲にキスして、
「おやすみ。
電話して?
名刺の携帯、いつでも良いから」と言って、
ドアから出ていった。
私は暫くドアを見つめていて、
慌てて鍵を締めた。
キス…しちゃった。
でも…別居してるって言ってたけど、
まだ結婚してるんだよね?
別居って…どうして?
グルグルと色々なことを考えながら、
ダイニングテーブルに置きっ放しの焙じ茶の入った湯呑みをキッチンに運んで洗った。
携帯が震えた。
ショートメールだった。
「さっきはキスしてごめん」
「おやすみ、メイ」
とあった。
私も
「キス、お上手ですね?」
「気絶するかと思いました」
「おやすみなさい」
と返信して、
シャワーを浴びてパジャマに着替えた。
携帯を見ると不在着信があった。
航平さんの番号だったので、
登録しておこうとして発信してしまい、
慌てて電話を切ると、
すぐに折り返しが掛かってきた。
「ごめんなさい。
番号登録しようとしてたら、
鳴らしちゃった」
「メイの電話ならいつでも大歓迎だよ?
俺も声、聴きたくて、さっき電話した」
「シャワーしてたの。
気づかなくて」
「こんなことなら、帰らなきゃ良かった。
ずっと一緒に居て、
話をしていたかったよ」
「えっと…
航平さん、まだ優子先輩と結婚したままですよね?」
「うん。
まあ…多分…。
でも、どうかな?」
「立ち入ったこと訊いて、ごめんなさい。
話したくなかったら別に良いんですけど、
私、ご結婚されてる方とはお付き合い出来ません」と、
キッパリとした声で言った。