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欲しいのは愛だけ
第3章 初めてのデート
「お邪魔します」って言いながら、
両手に荷物を持って室内に入るので、
私は振り返って2人の靴を揃えた。

今日は茶色のローファー。
昨日はたしかスーツに合わせて黒い紐靴だった。
フェラガモので、やっぱり丁寧にお手入れしてるのがよく判った。

「食材はキッチンに置いて頂けますか?
洗面所でうがいと手洗いしてくださいね?」と言って、
フワフワの今治のフェイスタオルを渡して、
自分も2つある洗面台でうがいと手洗いをしながら、
「私、まだ顔が赤いですね?」と鏡を見て言った。


「ソファに座っててください。
コーヒー淹れますね?」と言って、
キッチンに入った。

お湯を沸かしながら、豆を挽いて、
コーヒーを淹れて「どうぞ」と渡した。


「あれ?
メイの分は?」

「私、猫舌なので、
少し冷めるまで食材を片付けちゃいます」

すぐ使いそうな肉と魚は小分けにして冷蔵庫に、
残りは冷凍庫に入れる。
乳製品も冷蔵庫に。
野菜やパンは、後で処理すれば良いかなと思って、
コーヒーを持ってソファに行こうとしたら、
乾燥機がピーピーと鳴った。


止めないといつまでも断続的に音がなるので、
スイッチを止めてからコーヒーを手にリビングに行って、
ソファではなくてオットマンの方に座った。


「ついでに洗濯物、畳んじゃっても良いですか?」

「働き者だね?」と笑われてしまう。


洗面所に戻って、
干してあった下着やパジャマなんかはその場で畳んで引き出しに入れて、
ドラム式の洗濯機の中でまだホカホカしているタオルやシーツを抱えてリビングのソファに置いた。

床に座って、一つずつ畳んで重ねていく。
シーツを畳もうとすると、
「手伝おうか?」と立ち上がってくれるので、
2人で立ち上がって半分…また半分…って感じで畳んでいく。


「2人だと早くて簡単!
いつも大変で…」と言うと、
思ったより近くに立っているのに気づいて、
少し緊張してしまう。


「片してきますね?」と言って畳んだものを抱えて洗面所に運んで棚に入れて行って、溜息をついた。
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