この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
欲しいのは愛だけ
第9章 家族のカタチ
翌日の朝、実家の母に、
航平さんの最初の結婚での子供を引き取ることにした話を電話で伝えた。

「メイちゃんって言うの。
訊いたらね、偶然お誕生日も一緒なのよ?」と言うと、

「あら!
ひとつの家に2人、メイちゃんなのね?」と、
呑気な声で言うので、

「間違えちゃうから、メイメイって呼ぶことにしたの」と説明すると、
「今度、連れて来てね?」と言う。

母は、細かいことを詮索するタイプではないし、
父にも上手く言ってくれるだろうと思って感謝した。


メイちゃんが寝惚けた顔で起きて来た。

「メイメイちゃん、おはよう。
良く眠れた?
日曜日だからゆっくりしてても良いのよ?」と言うと、

「おはようございます」と言って恥ずかしそうに笑った。


「そうだ。
昨夜はお風呂にも入らなかったから、
一緒にシャワーする?
使い方、教えたいし、
私、子供の頃はずっと母や父と入ってたから」と言うと、
目をパチクリする。

「航平さんも呼ぶ?
まだ寝てるのよね?」

メイちゃんは恥ずかしそうに首を振るので、
「じゃあ、2人で入りましょう?」と手を引いていった。


「この中に、洗ってあるタオルが入ってるの。
それと…こっちの引き出しが、
下着とかパジャマとか、部屋着の棚で…
低い引き出しをメイメイちゃんのにしたね?
後で可愛いシール、貼りましょうか?
お洗濯をこれからするものは、このカゴに入れてね?
使ったタオルはこっちのカゴよ。
それ以外はその隣のカゴ。
脱いだ服とか下着とかハンカチはこっちね?
ここまで判った?」

メイちゃんは真剣な顔で聴いている。

「歯ブラシは、昨日使ったから判るわね?
このピンクの小さいのが、メイメイちゃんのやつね。
お顔洗ったり、歯磨きした時も、その都度、新しいタオル使って、
終わったタオルはこのカゴにポイ。
手を洗うだけなら、この小さい方のタオルで、
毎回使ったら、ポイっとしてね?」

コクリと頷いた。

「ついでに、ベッドメイキングも教えてあげる!」と、
メイちゃんの部屋に一緒に入る。

「ほら、寝た後って、ベッドがクシャっとしてるでしょ?
だからこうすると良いのよ?」
と言って、
枕を軽くポンポンとして整えて置いて、
布団も軽く整えて掛け直した。
ズレていたベッドカバーも掛け直す。

「ねっ?簡単でしょ?」と笑うと、
メイちゃんも笑った。



/146ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ