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欲しいのは愛だけ
第9章 家族のカタチ
一緒に浴室に入って、シャワーの使い方とシャンプーやボディソープの説明をしながら、
スポンジでソープを泡立ててゆっくり洗ってあげる。

痩せた身体で、
背中やお尻、太腿には少し治りかかっている痣や傷があって、
涙ぐんでしまう。

「これ、痛くない?」

メイちゃんはゆっくり頷いた。

「私も洗ってあげる!」と言ってくれて、
その後、2人でバスタブに浸かった。


「この中に…赤ちゃん居るの?」と、
メイちゃんはそっとお腹を撫でる。

「そうなの。
男の子か女の子かは判らないのよ。
メイメイちゃん、この赤ちゃんのお姉ちゃまになってくれる?」
と言うと、

「良いの?」と目を輝かせる。

「私ね、弟か妹、欲しかったの」と言うので、

「良かった!」と笑うと、
メイちゃんも笑う。


「あれ?
何だよ。
2人で風呂、入ってるんだ。
ズルいじゃん」と、航平さんが外から声を掛けてきた。


「メイメイちゃん、どうする?
パパも入れてあげる?」

「んー。良いよ?」と言うと、
嬉しそうに航平さんも入ってくる。

「メイメイちゃん、パパの背中、洗ってあげて?」と言うと、
「はーい」と言って、嬉しそうにスポンジを泡立てる。

「3人だとちょっと窮屈ね?
ちょっと航平さん、バスタブに入って?
私、メイメイちゃんのシャンプーするから」
と、入れ替わってシャンプーをして、
自分もシャンプーをすると、
「じゃあ、メイメイちゃんはパパともう一度、
バスタブに浸かって20数えてから出てね?
航平さんはその後、シャンプーしてから出て?」

「えっ?
俺の髪、洗ってくれないの?」と言うので、
「朝ご飯の支度するから…。
メイメイちゃんにお願いしたらやってくれるかもよ?」と言って、
先に私は外に出た。


キッチンで朝食を作っていると、
楽しそうに2人が出て来た。


「メイメイちゃん、髪の毛、乾かせた?
後で結んであげるからね?
航平さん、ランチョンマット、出してください。
メイメイちゃん、運ぶのお手伝いしてくれる?」

みんなで準備をして、
のんびり朝食をいただいた。


「美味しい…」ってメイちゃんが言う。

「みんなで食べるから美味しいのよ?」と私が言うと、

「いや、メイが作るから美味しいんだよ」と航平さんがきっぱりした顔で言った。
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