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欲しいのは愛だけ
第10章 新たな暮らし
ゴールデンウィークは、
それぞれの実家だけではなく、
鎌倉のお祖母様の所にもお泊まりしに行った。
メイちゃんもようやく少しずつ寛げるようになってきていた。
そして、それぞれの家でも、
2人の誕生日を祝って貰って、
帰宅してからも3人でお祝いをした。
それと、航平さんが住んでいた小さめのマンションを処分して、
お隣がお引越しで空いたので、
購入してコネクティングルームとして使えるようにすることにした。
そちらに仕事部屋や、
ピアノのレッスンルーム、
何かの時にお母様達がお泊り出来るようなバスルーム付きの客間を作って、
元々の部屋も手を加えた。
内装工事は業者さんにお任せしたけど、
壁紙や床材、家具なんかは3人であれこれ選んだ。
臨月になって、
特に大きい問題のないまま、出産になった。
少しだけ心配していた、生まれつきの痣などもなくて、
珠のような男の子が産まれた。
メイちゃんは、
「小さくて可愛いのね」と、
いつまでも見ていた。
私はメイちゃんの手を握って言った。
「メイメイちゃんは、私のお腹から産まれたんじゃないけど、
私はメイメイちゃんのこと、
こうやって産んだ気持ちでいるのよ?
赤ちゃんは小さくて可愛いけど、
メイメイちゃんも、優しくて可愛くて大好きよ?
私、メイメイちゃんが私をメイママって呼んでくれて、
本当に幸せなの」
航平さんもメイちゃんの手を握って、
「これからは4人家族だ。
メイメイは、ママのこと、お手伝いしてくれると嬉しいな」と言った。
メイちゃんは、少し大人びた顔をして、
「お手伝い、出来るよ?
だって私、
パパよりママとたくさん一緒に居るもん」と言って笑った。
「えっ?」
「私のママは、メイママだけ。
だから、ママって呼んでも良い?」と言われて、
私は泣いてしまった。
退院した後は、
実家の母がお泊まりで2週間ほど家に滞在してくれた。
メイちゃんもお手伝いしてくれて、
なんとかお母さん一年生って感じで過ごせた。
「もう!
パパがね、帰って来てってうるさいの。
本当は1ヶ月居たかったのに…」と言って母が横浜に戻ると、
次は鎌倉から祖母が来てくれた。
合間には航平さんのお義母様も来てくれて、
色々なことを教えて貰った。
航平さんも、入浴を手伝ってくれたりして、
みんなで子育てをしている感じだった。
それぞれの実家だけではなく、
鎌倉のお祖母様の所にもお泊まりしに行った。
メイちゃんもようやく少しずつ寛げるようになってきていた。
そして、それぞれの家でも、
2人の誕生日を祝って貰って、
帰宅してからも3人でお祝いをした。
それと、航平さんが住んでいた小さめのマンションを処分して、
お隣がお引越しで空いたので、
購入してコネクティングルームとして使えるようにすることにした。
そちらに仕事部屋や、
ピアノのレッスンルーム、
何かの時にお母様達がお泊り出来るようなバスルーム付きの客間を作って、
元々の部屋も手を加えた。
内装工事は業者さんにお任せしたけど、
壁紙や床材、家具なんかは3人であれこれ選んだ。
臨月になって、
特に大きい問題のないまま、出産になった。
少しだけ心配していた、生まれつきの痣などもなくて、
珠のような男の子が産まれた。
メイちゃんは、
「小さくて可愛いのね」と、
いつまでも見ていた。
私はメイちゃんの手を握って言った。
「メイメイちゃんは、私のお腹から産まれたんじゃないけど、
私はメイメイちゃんのこと、
こうやって産んだ気持ちでいるのよ?
赤ちゃんは小さくて可愛いけど、
メイメイちゃんも、優しくて可愛くて大好きよ?
私、メイメイちゃんが私をメイママって呼んでくれて、
本当に幸せなの」
航平さんもメイちゃんの手を握って、
「これからは4人家族だ。
メイメイは、ママのこと、お手伝いしてくれると嬉しいな」と言った。
メイちゃんは、少し大人びた顔をして、
「お手伝い、出来るよ?
だって私、
パパよりママとたくさん一緒に居るもん」と言って笑った。
「えっ?」
「私のママは、メイママだけ。
だから、ママって呼んでも良い?」と言われて、
私は泣いてしまった。
退院した後は、
実家の母がお泊まりで2週間ほど家に滞在してくれた。
メイちゃんもお手伝いしてくれて、
なんとかお母さん一年生って感じで過ごせた。
「もう!
パパがね、帰って来てってうるさいの。
本当は1ヶ月居たかったのに…」と言って母が横浜に戻ると、
次は鎌倉から祖母が来てくれた。
合間には航平さんのお義母様も来てくれて、
色々なことを教えて貰った。
航平さんも、入浴を手伝ってくれたりして、
みんなで子育てをしている感じだった。