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濡れて堕ちて……
第1章 孵化
「浩一、最近お肉ばっかりだし栄養バランスとか偏るよ」
「……………。」
私の言葉を無視し、元の位置に座り携帯を弄り出す。
この光景は毎日見る。
そんなに携帯を見る用事なんかある?
好き嫌いが多くて、偏食。
典型的な「甘やかされて育ったお坊ちゃま」だ。
一応、手作り立ったんだけどな、ポテトサラダ。
「あっ、あん……」
ベットに入れば浩一が求めるままに足を開く。
さっきまで拗ねてたと思えば急に性欲のスイッチが入る。
でも、こっちのイライラやモヤモヤは解決してない。
でも、ここでまた断ったら更に拗ねられてしまう。
もうあの面倒臭いオーラはウンザリだ。
だから黙って足を開く。
こんな気分の時のセックスなんて気持ち良くも何ともないけど
感じてる振りでもしてなきゃ。
「陽子、どこが気持ちいいかちゃんと言ってみろよ…?」
「あっ、や…やだぁ…」
「やだじゃねぇよ…」
とにかく、この時の私は浩一の要求に応えようと必死だった。
「妻なんだから…、夫婦なんだから…」心の中で何度も自分に言い聞かせた。
こんな時、女でよかったと思う。
感じてなくても、気持ち良くなくても
声を出して演技してればいいんだから。
「……………。」
私の言葉を無視し、元の位置に座り携帯を弄り出す。
この光景は毎日見る。
そんなに携帯を見る用事なんかある?
好き嫌いが多くて、偏食。
典型的な「甘やかされて育ったお坊ちゃま」だ。
一応、手作り立ったんだけどな、ポテトサラダ。
「あっ、あん……」
ベットに入れば浩一が求めるままに足を開く。
さっきまで拗ねてたと思えば急に性欲のスイッチが入る。
でも、こっちのイライラやモヤモヤは解決してない。
でも、ここでまた断ったら更に拗ねられてしまう。
もうあの面倒臭いオーラはウンザリだ。
だから黙って足を開く。
こんな気分の時のセックスなんて気持ち良くも何ともないけど
感じてる振りでもしてなきゃ。
「陽子、どこが気持ちいいかちゃんと言ってみろよ…?」
「あっ、や…やだぁ…」
「やだじゃねぇよ…」
とにかく、この時の私は浩一の要求に応えようと必死だった。
「妻なんだから…、夫婦なんだから…」心の中で何度も自分に言い聞かせた。
こんな時、女でよかったと思う。
感じてなくても、気持ち良くなくても
声を出して演技してればいいんだから。