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濡れて堕ちて……
第13章 本能



ふっと見ると


仰向けに寝転がる私の右側には徹

左側には浩一が。


いつの間に…、と思ったが2人の下半身に違和感を覚えた。



「……ちょ、嘘でしょ…?」



まるで何事もなかったかのように、熱くドクドク脈打っている。



浩一ってそんなに元気だった?

いつもは単発だったのに。



徹だってさっき果てたばかりじゃ…?





「本能のままに身を任せてるだけ。最高の気分だからだよ」

「陽子さんだって好きでしょ?めちゃくちゃに扱われるのが」



私の言葉も意思も何もかもを無視して

道具みたいに、果ては性欲を受け止めるだけの器や穴のように扱われて

優しさなんて微塵も感じないような激しい行為。










…クス









ええ。

好きよ。

大好きよ。













全ては本能のまま。

本能の赴くまま。



























~Fin~














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