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濡れて堕ちて……
第1章 孵化
ガコン、ガコン

晴れた早朝。
脱衣所付近に置かれた洗濯機。

その傍らで溜め息を付きながらぼんやり洗濯機の音を聞いていた。


この洗濯機、もう何年使ってるんだっけ?
あちこちにガタが来てるし、エコ技術も施されてない。

そろそろ買い換えたい、なんて贅沢は言えない。


「おい、陽子!俺のハンカチはっ!?」



_____はっ。

「はい、今すぐ」

台所から聞こえる怒鳴り声。
その声で現実に引き戻される。



「ったく、お前は何をさせてもトロいな」

台所では呆れたような顔で朝食のトーストをかじる主人がいた。

「あ、でも…ハンカチなら上着のポケットに入れてあるって、昨日布団に入る前に言ったはずだけど」

「あー、そうだっけ?忘れてたよ」


…忘れたなんて言う前にポケットの中を調べて欲しいんだけど…。





私の名前は鈴村陽子、30歳。
今目の前で朝食を食べてるのが夫の鈴村浩一、29歳。

所謂、姉さん女房ってやつだ。
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