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濡れて堕ちて……
第13章 本能






「うっ、ぐ…」

込み上げる嘔吐を堪えながら、滲む涙を我慢しながら私は

「ほら、もっとちゃんと舌使えよ…」

必死に浩一のソレをくわえていた。



「早くイカせてあげないと、壊れるのは陽子さんですよ?」


場所はキッチン。

椅子に座らされた私は、両手を背もたれの柵に固定され

開脚状態にされている。

顔のすぐ横に浩一が立ちはだかり、私の後頭部を掴み乱暴な手付きで奉仕させているのだ。

一方の徹は…、開脚させた私の秘部に舌を這わせている。



もう何度絶頂を迎えたかわからない。



「んっ、んぁぁ、イッ…」


息が出来なくて、苦しくて…

浩一のソレから離れようとするも

「誰が辞めていいって言った?」

「んぅっ!!」

浩一の手によってまた元の位置に戻される。



「んっ、んぅ、もう、ゃめ…っ、あっ!」


ダメ、そんなに何度もイカされたら…。


「浩一さんをイカせてあげたらやめてあげます」



そ、そんなこと、無理に決まってる。

浩一は口での愛撫ではなかなかイカない。

せめて手でも使えたら可能かも知れないが固定されてるし

ただでさえ不利なのに、徹の舌が更に追い討ちをかける。


「お、お願い…やめて…あぁぁっ!」


吸い付くような激しい愛撫に体を仰け反らせようとしたが

浩一の腕がそれを許さない。


「ほら、さっさとくわえろ…」

「う、ん…んっ」


無我夢中で前後運動を繰り返した。

浩一のウィークポイントはわかってるつもりだったけど、これじゃあまりにも不利。

そんな事などお構いなしに徹の舌がまた私を追い詰める。

「ふっ、んぐぅぅっ!!」

「舌が休んでっぞ?」


固くなった舌先で焦らすように、そろそろとなぞるような愛撫。



ダメ…また…っ!








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