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濡れて堕ちて……
第13章 本能
私にテクニックなんてない。
ただ、早く終わらせたい一心だった。
だらしなく開いた口からは唾液と白濁の粘液がボトボト滴り落ちていた。
「へぇ。こいつそんなにテクニックなんかなかったけどなぁ」
「さぁ。俺への愛じゃないんですかー?」
「はぁ?じゃあ俺には愛情なんかないってか!?」
ズブッと音を立ててさっきより激しく突き上げてくる浩一。
徹への嫉妬か怒りなのかわからないけど
さっきよりも激しく不規則な動き。
「やああァァァァァアアアあああっ!!ごめんなさ……あぁぁぁっ!!」
何に対しての謝罪なのかわからないけど、無意識に口をついた台詞。
でも……
「謝るって事は認めるんだ?俺に愛情なんかなかったって!?」
「違っ…違いますっ!!イクゥ!!も、許して下さい…っ!!イッ…あぁっ」
思い通りに喋れない、それは浩一もわかってるはずなのに
わざと攻めるのに都合のいい解釈をして私をいたぶってる。
今口を開けば何もかも浩一と徹の思うツボ。
「ひぅっ!!許して…ほ、本当にもう…許して…下さ…」
息も絶え絶えに訴えると…
「陽子さん、クリが寂しがってますよ?」
え…?
徹の声が顔の近くで聴こえた。
まさか…、この子…
「可愛がってあげますね」
天使のような、日溜まりのような笑顔の徹の手には
ピンクローター。
「い、いやぁ…。これ以上何もしないでぇ…」
それでなくても、私のそこは限界かも知れないのに。