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濡れて堕ちて……
第13章 本能
「お願い、やめて!!」

涙目で懇願したって無駄。

むしろ逆効果だ。





「遠慮しないで下さい!」




ヴィィィィンッと震動する音と共に隆起したクリトリスにピンクローターを宛がわれる。

まるで、神経が剥き出しになったみたいに、鋭い快楽が体を駆け巡った。


「ひぃぃっ、あぁぁぁっ!」


クリトリスに宛がわれたと思えば浩一との結合部分に押し当てられたり、そうかと思えばまたクリトリスにそろそろ這わせたり


「いやっ!!やめてぇぇぇぇぇぇっ!!あっ、あぁァァァアアああぁぁっ!!死んじゃうぅぅぅっ!」



喘ぎ声、なんてものじゃない。

まるで野獣の悲鳴だ。


「あっ、あ"あ"あ"ぁぁっ!!あっ、やだぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


足は浩一と徹の腕に抑えられ限界まで開かされて、只でさえ敏感になったそこは剥き出し。

下からは浩一が突き上げて来て、クリトリスには不規則な動きの刺激が右往左往してる。

地獄だ、逃げ場がない。


「うぁぁぁぁぁっ、ご、ごめんなさ…あぁぁぁんっ!!」


「さっきから何に謝ってんの?お前」



何の脈絡もない単語が口を付く。

乱れながら許しを乞う今の私は

2人にとっては最高のご馳走だ。


「やめてぇぇぇぇぇっ、やめて下さいっ!!もうやめっ、あぁぁあaaAAあぁぁん!」





限界を越えたであろうそこに、何か生暖かいものを感じた。

一気にシーツに広がる染み。



尿意にも似たような感覚だけど、これは…



「浩一さん!俺、陽子さんに顔射されちゃいましたよー」

「潮で顔射なんて滅多に出来ねぇ経験じゃん」



私はまた潮を吹いたようだ。

潮って…、出る瞬間は感覚が消えるんだ。



「新村と陽子ばっかイッてんじゃん。ずるくないか?」

「じゃあ、浩一さんもそろそろイッちゃって下さい」

「虐めたりない気もするけど、まぁしょうがねぇか…」




再び浩一は私の中に深く激しく突き立てて来た。

敏感を通り越した私の体と意識は

半分ぶっ飛んで、最早何も感じなくなっていた。
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