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濡れて堕ちて……
第2章 慟哭
パートなんて

浩一の言うとおり、私の変わりなんていっぱいいる。


やってる事だって立派な仕事じゃない。


浩一に大口叩いたけど
本当は悔しかった。



けど、こうやって見てくれてる人もいる。



私を見てくれてる人もいるんだ。





「あ、バス来ましたよ!遠くの方に見えてます!」















「あの…」















お店に来てくれるお客様に迷惑かけて

成り行きとは言え、バス停に2人きり。


遠慮しつつ、女性としての扱いが嬉しかった。


さっきまでは。









   

欲が出た。













「よかったら連絡先を教えて貰えませんか?今度、お礼させて下さい」















バスが停車位置に止まった。
















  
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