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揺れる心
第4章 初めての夜
なんだか改めてお泊まりと言われると、
緊張してしまう。


「お風呂、先にどうぞ。
私、後から入って軽くお掃除してから出るので…」

「えっ?
手伝うよ?
一緒に入ろうよ。
マッサージ出来るしさ」

「でも…」

「タオル巻いてれば見えないよ?
時間短縮にもなるしさ」
と言われて、そうかなと思って頷いてしまう。


先に軽くシャワーを浴びさせて貰ってから、
入浴剤を入れて掻き混ぜておく。

柔らかい香りと白濁したお湯に身体を沈めてから、
「どうぞ」と声を掛けてみた。


前にタオルを当てながらバスルームに入ってきて、
「あれ?
背中とか、洗ってあげたかったのに」と言うので、
笑ってしまった。

「私がお背中、洗いましょうか?」と言うと、
嬉しそうに頷くので、
そろりとお湯から出て後ろに立って、
ボディソープを落としたスポンジで背中を洗った。

広くてがっしりとした背中で、
真剣な顔でゴシゴシしてしまう。


振り返るので驚いて前を腕で隠そうとすると、
「ごめん。
俺も背中、洗ってあげたいから、
スポンジ貸して?」と言って、背中を向けた。


スポンジを洗ってソープをつけて渡して背中を向けると、
肩を軽く押さえながら片手で背中を優しく洗ってくれる。

「ゴシゴシやると、傷つけちゃいそうだから」と言って、
首から肩、背中、腰と洗っていくと、
「お尻、上がってるよね?
何かスポーツやってたでしょう」と言われて恥ずかしくなる。


「体操…」

「凄いね?」

「でも、胸が大きくなっちゃって、
新体操に転向したけど、
背が伸びなかったから見栄えがしないし、
団体にも向かなくて…。
中途半端で恥ずかしいから言わないようにしてるの」


バスタブに入ると、
背中を向けるように言われた。

頸筋や肩、肩甲骨を丁寧にマッサージしてくれる。


「はぁぁ…。
気持ち良い」と言うと、

「煽ったらダメだよ」と笑う。


「えっ?」

「ほら、判る?」と言われて、
赤面してしまう。


フワリと後ろから抱き締めると、
耳元で「真理子さん、愛してる」と言って耳朶を噛まれる。

「あっ…んっ…」と声が出てしまう。


「抱きたい。
挿れたい…」と言われて、
少し怖くて震える。

でも、お泊まりを承諾した時点で、
NOと言うのはあまりにも大人気ないだろうとも思って、
瞳を閉じた。


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