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揺れる心
第8章 突然のさよなら
季節だけは進んでいったけど、
私は1人で外に出ることも出来ず、
ただ、家で静かに過ごしていた。
膨大な時間をやり過ごさないといけないので、
ひたすら、手仕事をするか、
長らく弾いていなかったピアノを弾くか、
父の論文の翻訳をして過ごしていた。
買い物は全て、
ネットスーパーで済ませていたけど、
何かを作って食べることも苦痛で、
料理という料理もしなくなってしまって、
ただ、機械的に、義務のように、
シリアルやスムージーやパンをなんとか飲み込んで、
あとはサプリの錠剤を飲むような生活だった。
何度か、外に出ようとはしたけど、
エントランスの外から車の音がするだけで脚がすくんでしまい、
吐き気に襲われてしまった。
ベランダに出ると、
そのまま飛んでしまいたくなりそうで、
でも、それだけは絶対にしてはいけないと思って、
ベランダに出ることもしなくなった。
両親の処にもお祖父様やお父様の処にも行けず、
心配して時折、部屋まで来てくださっていた。
あの日から4ヶ月経ったというのに、
私はまだ、あの日から一歩も動かないでいるようだった。
今日が何曜日なのかもよく判らないような日が続いていた。
私は1人で外に出ることも出来ず、
ただ、家で静かに過ごしていた。
膨大な時間をやり過ごさないといけないので、
ひたすら、手仕事をするか、
長らく弾いていなかったピアノを弾くか、
父の論文の翻訳をして過ごしていた。
買い物は全て、
ネットスーパーで済ませていたけど、
何かを作って食べることも苦痛で、
料理という料理もしなくなってしまって、
ただ、機械的に、義務のように、
シリアルやスムージーやパンをなんとか飲み込んで、
あとはサプリの錠剤を飲むような生活だった。
何度か、外に出ようとはしたけど、
エントランスの外から車の音がするだけで脚がすくんでしまい、
吐き気に襲われてしまった。
ベランダに出ると、
そのまま飛んでしまいたくなりそうで、
でも、それだけは絶対にしてはいけないと思って、
ベランダに出ることもしなくなった。
両親の処にもお祖父様やお父様の処にも行けず、
心配して時折、部屋まで来てくださっていた。
あの日から4ヶ月経ったというのに、
私はまだ、あの日から一歩も動かないでいるようだった。
今日が何曜日なのかもよく判らないような日が続いていた。