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温泉宿の秘密のオナニー
第1章 秘密の逢瀬
平日の午前中。時差出勤しているスーツ姿の人達に紛れて、私は指定された駅に降り立った。
私はポケットからスマホを取り出して地図アプリを開き、あらかじめ設定しておいた温泉宿への道順を確認して歩きだした。
出会い系に近いアプリで知り合い、カカオに移動して、一日数回のやり取りをし、時にオナニーの指示をしてきた男が、実際に見て欲しいといってきたのは数か月前の話し。
最初は単に互いの予定が合わなかったのだが、コロナの新規感染者が増加し続けたことでここまで延期された。
男の指定した温泉宿に着くと、建物の前に事前に聞いていた服装と同じ男が立っていて目があった。向こうも私だと気づいたのか歩み寄ってくる。
「ゆり様ですか?」
私の仮面の名を実際に呼ばれ、背中がぞくりと震えた。
頷くとマスクをしていても分かるくらいの笑みを私に向け、
「やっとお目にかかれて光栄です。こちらへどうぞ」
と私をエスコートしだした。
私は男に促されるままに温泉宿の中へと入っていった。
いたって普通の温泉宿の一室を私は軽く探検する。外につながる引き戸の先には小さめだが露天風呂もあった。木でできたそのお風呂にはお湯がちょろちょろと竹筒から注がれている。
最初はラブがつく方のホテルに連れていかれるものと思っていたが、男が送ってきたURLを開いてみれば、この宿の情報が乗っていてびっくりした。
まずは気軽にわたくしとの時間を楽しんで貰いたいのと、こちらの方がゆり様に敬意を払えてると思いましたので。
ホテルではないのねと送った私に返ってきたのはそんなものだった。
私たちは部屋にある机をはさんで腰かけた。
「お茶でも入れましょうか?」
そう尋ねた男には申し訳ないが、見知らぬ男に入れられたお茶を飲むのは少し嫌だったので、断って自分で入れた。
私はポケットからスマホを取り出して地図アプリを開き、あらかじめ設定しておいた温泉宿への道順を確認して歩きだした。
出会い系に近いアプリで知り合い、カカオに移動して、一日数回のやり取りをし、時にオナニーの指示をしてきた男が、実際に見て欲しいといってきたのは数か月前の話し。
最初は単に互いの予定が合わなかったのだが、コロナの新規感染者が増加し続けたことでここまで延期された。
男の指定した温泉宿に着くと、建物の前に事前に聞いていた服装と同じ男が立っていて目があった。向こうも私だと気づいたのか歩み寄ってくる。
「ゆり様ですか?」
私の仮面の名を実際に呼ばれ、背中がぞくりと震えた。
頷くとマスクをしていても分かるくらいの笑みを私に向け、
「やっとお目にかかれて光栄です。こちらへどうぞ」
と私をエスコートしだした。
私は男に促されるままに温泉宿の中へと入っていった。
いたって普通の温泉宿の一室を私は軽く探検する。外につながる引き戸の先には小さめだが露天風呂もあった。木でできたそのお風呂にはお湯がちょろちょろと竹筒から注がれている。
最初はラブがつく方のホテルに連れていかれるものと思っていたが、男が送ってきたURLを開いてみれば、この宿の情報が乗っていてびっくりした。
まずは気軽にわたくしとの時間を楽しんで貰いたいのと、こちらの方がゆり様に敬意を払えてると思いましたので。
ホテルではないのねと送った私に返ってきたのはそんなものだった。
私たちは部屋にある机をはさんで腰かけた。
「お茶でも入れましょうか?」
そう尋ねた男には申し訳ないが、見知らぬ男に入れられたお茶を飲むのは少し嫌だったので、断って自分で入れた。