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温泉宿の秘密のオナニー
第1章 秘密の逢瀬
「いつもと変わらぬ満員電車。職場と自宅を往復する日々にはなんの刺激も興奮もなかった。
職場について仕事にとりかかっても、それは誰にでもできるもので、私がいなくなったとて代わりなら誰でもできるのである。生活のためだと割り切っても、仕事は憂鬱でしかなかった。
はぁーっと、つい大きなため息が漏れてしまう。
見慣れた景色をぼんやり見ていると、ふと尻に違和感があった。
撫でられるような感触に、誰かに触れられているのかと、疑問が沸いた。しかし、こんな中年のおじさんを痴漢する物好きなどいるのだろうかと、私の頭は混乱してしまう。
知らない誰かが私の尻を撫でていることに、不快感はなくただただ不思議な思いだった」
男が読みだしたのは、中年男性の視点で書かれた、二回り近く年下の女王様に痴漢され、ホテルに行くことになって女王様の虜になってしまう話しだった。
いくらか前に書いた話だったが、男に提案されて書いたものだから気に入っているのだろう。
男はつっかえることもなくスムーズに朗読していく。
自分でいったものの、自分で書いたものを目の前で読まれていることにいくらか羞恥を感じる。
話しは中盤に入り、ようやく女王様の手が男のイチモツをとらえようとするところで、目の前の男もまた自分のものを握ろうと手を伸ばしていた。
「まだだめよ」
私が静かにいうと、男の手がびくりと止まった。男が初めて読む手を止め、私を見つめる。
「触らして下さいは?」
物語の女王様は中年男に、触って下さいといいなさいと強要する。
「触らして下さい。ゆり様」
男は情けない声でいい、私が頷くと勃起する肉棒を勢いよくしごきだした。
「その作品が好きなのね」
夢中でしごく男を見つめて私は聞いた。
「ゆり様がわたくしの拙い妄想を形にしてくれたものですから……」
職場について仕事にとりかかっても、それは誰にでもできるもので、私がいなくなったとて代わりなら誰でもできるのである。生活のためだと割り切っても、仕事は憂鬱でしかなかった。
はぁーっと、つい大きなため息が漏れてしまう。
見慣れた景色をぼんやり見ていると、ふと尻に違和感があった。
撫でられるような感触に、誰かに触れられているのかと、疑問が沸いた。しかし、こんな中年のおじさんを痴漢する物好きなどいるのだろうかと、私の頭は混乱してしまう。
知らない誰かが私の尻を撫でていることに、不快感はなくただただ不思議な思いだった」
男が読みだしたのは、中年男性の視点で書かれた、二回り近く年下の女王様に痴漢され、ホテルに行くことになって女王様の虜になってしまう話しだった。
いくらか前に書いた話だったが、男に提案されて書いたものだから気に入っているのだろう。
男はつっかえることもなくスムーズに朗読していく。
自分でいったものの、自分で書いたものを目の前で読まれていることにいくらか羞恥を感じる。
話しは中盤に入り、ようやく女王様の手が男のイチモツをとらえようとするところで、目の前の男もまた自分のものを握ろうと手を伸ばしていた。
「まだだめよ」
私が静かにいうと、男の手がびくりと止まった。男が初めて読む手を止め、私を見つめる。
「触らして下さいは?」
物語の女王様は中年男に、触って下さいといいなさいと強要する。
「触らして下さい。ゆり様」
男は情けない声でいい、私が頷くと勃起する肉棒を勢いよくしごきだした。
「その作品が好きなのね」
夢中でしごく男を見つめて私は聞いた。
「ゆり様がわたくしの拙い妄想を形にしてくれたものですから……」