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私立煩悶女学園の憂鬱。
第1章 水球部 編 (1)

今日初めて見た男子水球部の人達。タイプは違っても、7人共カッコよかった。
その中でも私が一目で気に入ったのが、黒川さんだった。私は直感で男の人を選ぶことにしている。自分の好みとか他の人の意見は気にしない。理屈じゃなくて、この人が良い。そう思った人が結局、相性が良い人なのだ。

中学生になってから急に発育しだした私の身体。身長が伸びるにつれて、胸は膨らんでいきハッキリとした形を作って人目を引くようになった。ウェストもキュッと括れ、お尻も上向きに張り出して、鏡で見て自分でもカッコいいと思った。
そうなると、同級生だけでなく先生や通学時の見知らぬ人達からの視線が、そんな身体に集まってくるようになった。友達は、そんなの嫌じゃない?なんて言っていたけど、私は逆に嬉しかった。別に直接触られている訳じゃない。セーラー服の上から胸の膨らみをなぞる様に見られたり、ミニスカートから大胆に出した脚を舐めるように見られたりしだして、自分が見られることに興奮するタイプなんだって気づくことができた。

黒川さんを選んでやっぱり正解だったな・・・
ボディソープを使って手で身体を洗いながら、黒川さんとイチャイチャしたことを思い出す。最初からしがみ付いてしまったのは、本当に足の付かないプールが怖かったからだけど、それだけじゃない。気に入った人がいたら自分からグイグイ行ってしまうのが、私のヤリ方だった。きっかけさえ作ってあげたら、我慢できなくなってすぐに触ってきた。
相手が手を引いてしまわない程に抵抗すれば、更に興奮して強引さを増してくる。
そんな風に、男の人に無理めに触られて、嫌なのに感じてしまって、とそんな流れが好きだったから、今日の黒川さんから悪戯されてしまったのは狙い通りだった。
私の胸の膨らみを自分の胸に押し付けるように抱きしめてきた。水着の上からでもきっと弾力とか味わえただろう。私だって自分の胸が、逞しい筋肉に押しつけられて何度も形を変えさせられて興奮してしまった。

きっと先輩は、これから真面目な顔で私を誘ってきて、でも結局Hなことをしてきてくれるに違いない。男の人なんてそんなものだって分かってる。

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