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私立煩悶女学園の憂鬱。
第1章 水球部 編 (1)

頬が瞬時にカッと熱くなった。心臓の鼓動が強く速く動きだす。どこを見
ていいのか分からない。
チラ見、バレてた!・・・どうしよう!・・・
動揺したから加速して酔いが回ったのか、目の前がくらくらと揺れ出した。
黒川君は更に身体を寄せてくる。おどおどしている内に肩に手を回され、
彼の方へグッと引き寄せられた。
「何してるの!」
「俺も白石コーチの胸チラに釘付けだったから、お互い様ですけどね」
「ちょっと、だめ・・・」
彼の右手が左頬を撫でて、私の顔の向きを変えようとしてきた。キスをし
たがっているのが見え見えだった。
「ほら!ビールが零れます!」
彼の指摘に、慌てて左手に持つグラスの傾きを直した。その瞬間に顎に手
を当てられて、強引に上に向けられてしまう。
だめっ・・・
声を出す前に唇を塞がれた。

唇を触れさせるだけの優しいキス。長めに唇を押し当てていた黒川君は、
唇を離すと私からグラスを取り上げた。そしてすぐに強引に強く抱きしめ
てきて、今度は唇が割れてしまうような熱いキスをしてきた。
「んんっ・・・んうっ・・・」
自分の呻く声だけが聞こえてくる。唇を舐めていた舌がヌルッと侵入して
きた。いやらしく動いて口中を舐め回した後、私の舌を誘うように小刻み
に動いて絡めてくる。
感じちゃう!・・・気持ち良くなっちゃう・・・
久しぶりの刺激に身体は正直に反応してしまう。
これでいいの?、そんな意識はすぐに薄れて無くなっていった。
彼の舌の動きに応えて、私は差し出すように唇から外に舌を伸ばした。
直ぐに強く吸い付かれて思い切り引き出される。
「んんっ!んっ!んっ!ううっ!・・・」
痛い!・・・痛い!・・・
彼の肩に手をかけて押し返そうとしても全く敵わない。言葉にならない呻
き声を漏らすしかなかった。
私の舌を味わうように吸い付いたり、甘嚙みをされるうちに、私も自分
から音を立てて舌を絡めていった。
ピチャッピチャッ、クチュックチュッと吸い合う音が響き合う。そんな
いやらしい音に耳が刺激されて全身がゾクゾクしてくる。
2人の混ざりあった唾液が、私の口の周りに垂れてくる。ワザと口の中
に流し込まれた唾液を飲まされる。息をするのも忘れて、夢中でお互い
の唇と舌を貪りあった。
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