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私立煩悶女学園の憂鬱。
第1章 水球部 編 (1)
黒川君をじっと見つめてそう思った。
「だから、何ですか?」
床を拭く手を休めてまた私を見てくれた。
「ううん、何でもない。これからシャワー浴びるから」
「はい、俺も部屋に戻ります」
クズクズといつまでも居座らない・・・このルックスにさっぱりしたこの
性格なら、女子部員達にもモテるだろうなぁ・・・
そう思い、少しだけジェラシーを感じてしまった。



黒川君!・・・黒川君が中にいたんだ!白石コーチの部屋に一緒に・・・
白石コーチの部屋のドアが開いて出てきたのは、男子水球部のキャプテン
、黒川君だった。
白石コーチのあんなHな声がした部屋に一緒にいたの?2人で何してたの?
えっ?訳が分からないよ!・・・


女子水球部のキャプテンとして、白石コーチへ提出するための練習メニュ
ーを持って行った私は、ドアの前で中から聞こえる小さな声に気が付いて
しまった。耳を澄ますと、それはまぎれもなくコーチの声だった。それも
女の子が感じている時のあの声だ。
チャイムを押す寸前で手を止めて、どうしようか迷ってしまう。
お、押さないでこのまま帰った方が良いよね・・・メニューはドアノブに
かけて置けば・・・
だめっ。それじゃどうして直接渡さなかったのかって思われちゃう・・・
気づかれたのかもって思われちゃう!・・・
また白石コーチの感じている声が聞こえた。聞いているこちらが恥ずかし
くなる。鼓動が早くなってくる。
そして、誰かもう1人部屋にいる気配がした。
2人でいるの?・・・男の人かな?・・・やっぱりHな事してるの?・・・
好奇心がムクムクと大きくなっていく。左右の廊下を見渡した。
だめっ盗み聞きなんて!・・・
そう思っても押さえられない。
左右の廊下に誰もいないのを確かめてから、ドアにそっと耳を付ける。
それまでよりは声が良く聞こえた。
「はぁはぁはぁ・・・イッテ、イッテいいの!」
白石コーチの声は練習中とは違って、甘く艶っぽく、そして切羽詰まった
様子だった。
生唾を飲み込んでしまう。頬が熱い。
「きゃっ!!」
白石コーチの叫び声が突然聞こえた。ドキッとしてしまう。ただの驚いた
時の声じゃなく、嬉しさと甘えと興奮が程よく混ざったようなそんな声。
何をしているのかハッキリと分からなくて、妄想だけが膨らんでいく。
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