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性交旅行 のその後
第1章 その後
「わがままをいうんじゃない。この話しはしていただろう。彼には彼の時間がある。私たち夫婦の問題にいつまでも付き合ってもらって、時間を搾取していい訳がないだろう」
「でも……」
 二人のいい合いをぼんやりと聞いていた。
 俺のことを思ってくれているのも分かったし、ここら辺でこの関係を終わらせて、俺自身新しい彼女なり何なりを見つけた方がいいのだろう。
 頭ではそう分かってはいるものの、心がこの関係を離したくないといっていた。
 家族と遠く離れて暮らす俺にとって、二人はセックスをする関係ではあるものの第二の家族に近かった。
 この二人との関係を絶って、ゆりさんと出会う前の寂しく苦しい生活に自分から戻る勇気はない。だから、今二人に判断をゆだねようと俺は黙って成り行きを見守っていた。
「分かったわ。それなら最後に彼とセックスをするわ」
「最後の思い出にそうしたらいいじゃないか」
 売り言葉に買い言葉の勢いでそこに話しが落ち着いたらしい。
 ゆりさんが俺の横に立って長袖のシャツを剝ぎ取った。そのまま横に座って乳首に吸いつかれる。
 今回で会うのを最後にすると決まり、俺と最後のセックスをするらしい。
 そんなの嫌だと思っている部分はあったが、いつもと違い積極的に俺に愛撫をしてくれるゆりさんに興奮して、スイッチが入ってしまっていた。
 俺の乳首を舐めたり吸ったりしながら、ゆりさんはベルトを器用に外して、すでにパンパンに勃起している肉棒を取り出した。
「もうこんなに大きくしてる……」
 耳元でゆりさんが囁く。
 優しく肉棒を掴まれて、亀頭に指をかけられる。乳首を舐められながら絶妙なタッチで亀頭を愛撫されて、時折ほじるように先端に触れられ、我慢汁が溢れ出た。
 俺はゆりさんの服を脱がそうと手を動かしてはいたのだが、久しぶりに愛撫されているのが気持ちよすぎてそれどころではなかった。
 それに焦れてしまったのか、ゆりさんが立ち上がって自分で服を脱ぎだす。
 俺の目の前で早く吸いついて欲しそうに乳房が揺れたので、それを手の平で包んで力を入れすぎないように注意して揉むと、ゆりさんが上にまたがって膝立ちになった。
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