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狂うほどに愛されて
第2章 拷問という名の愛
「琴葉入るね」

原田の声を聞いた琴葉は少し安心した。
一人でこの部屋にいることが不安と恐怖を
煽っていたのだ。

「・・なるほど、この女が。名は鈴宮
琴葉、見たところ年は12、13か。
この身体付からしてやはり間者
ではないな」

「あっ」

土方が琴葉の腰のくびれ辺りに触れた時
琴葉の身体がピクッと反応した。土方の
手が止まる。

「す、すみません。わ、わたしっ・・」

はしたない声を出してしまい恥ずかしく
なった琴葉は土方から逃げるように
後ずさるが、それを土方は許さなかった。

「逃げるな、琴葉。お前の取調べは
終わってないぞ。左之助、新八しっかり
見とけ」

土方は琴葉の腰紐を緩め、手首に巻き付け
抵抗できないように拘束した。





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