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私んちは淫乱家族
第11章 お父さんとおばさま

あたしは負けを認めて、全身の力を抜いた。
「先生、もういいよ……。あたしの負けだよ」
先生は力を抜くどころか、あたしの身体を強く抱きしめた。
「まだだ! 勝負はこれからだ」
なにがこれからだよ。もう、勝負はついたじゃないか。
「先生、やめて! 目の前で、審判の女性が見てるよ」
「気にするな。お前と俺だけの、タイマンの勝負だ」
なにがタイマンだ。知らない女の前で、恥さらしにされてたまるか。
「あ、ああーー、や、やめてー!」
「どうだ、気持ちいいか?」
「やめてって、言ってるだろ、あ、あああーー」
「あきらめろ! これでどうだーー! 気持ちいいだろう」
もがけばもがくほど、先生の皮膚がヒルのように吸いついて、ますます強く、きつく、抱きしめられる。
先生の責めは、いたずらっ子みたいに乱暴だけど、綿密に計算され尽くされた動きのようにも感じる。
アフリカの奥地で、コンガの響きを聞いているような、未知の深さと軽快さが、奇妙なリズムとなって身体を溶かす。
本当は自分も、こうなることを望んでいたのではないかと思えるほどに、先生の責めに身体が反応している。

