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私んちは淫乱家族
第12章 お兄ちゃんとミレイちゃん

お兄ちゃんは、ゴクリと生唾を飲み込んで、膝の上の太ももに、そっと手を乗せました。
そして、ミレイちゃんの本気度を探るように、そっと目を見つめて、表情をうかがっています。

ミレイちゃんの瞳は平然として、ピクリとも動じるふうはありません。

お兄ちゃんは、決意のほどを汲み取ったのか、両手のひらでミレイちゃんの足の先からふくらはぎまでを、ゆっくりゆっくりと撫で始めます。

その手を、じわりじわりと太ももへ、太ももからお尻へと這わせます。

唇を太ももに添えると、甘い樹液をすするように舌を使って、チュバッ、チュバッと音を立てて舐め始めます。

ミレイちゃんはもう、自分でブラウスのボタンをはずしています。

ブラジャーの胸をはだけて、ショートパンツをずりおろし、パイナップルイエローのパンティが覗けて見えます。


私はミレイちゃんのことが心配です。
ミレイちゃん、本当にいいの? 本当に本気なの?
そんなことしたら、そんなに挑発したら、お兄ちゃんにヤラレちゃうよ。

分別を失ったミレイちゃんの軽率な行動を気づかって、私は胸の内で、諫めるように叫んでいました。
でもね、本音を明かせば違います。

まだ4年生のミレイちゃんが、私より先にお兄ちゃんを奪ってしまうなんて許せなくて、嫉妬に駆られる思いで叫んでいたのです。


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