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私んちは淫乱家族
第14章 ★★そして次の日曜日★★

お姉ちゃんが、テーブルの足元に無造作に置かれている細長い物を見つけて、おばさまに問いかけました。
「あら、おばさま、これ、なあに?」
「あら、いやだ。それはバイブよ。私のクローゼットから勝手に持ち出して、ミレイが遊んでたんだわ」
「へーえ、試してみたいなー」
「ダメダメ、使い過ぎるとね、不感症になっちゃうから。だって、そんなもの、使う必要なんかないでしょ、麗子ちゃんなんか」
「うーーん……まあね。おばさま、これは、なあに?」
食卓の上に置かれた、ビニールの小さな袋をつまんで、お姉ちゃんが問いかけました。
「あら、いやだ。お父さんったら、そんなもの、食卓なんかに出しっぱなしにしちゃって」
そう言っておばさまは、おじさまのことを、ちょっとだけ愚痴るのです。
「お父さんたらさあ、食事中でもどこでも勃起したら、すぐにやっちゃうんだから、困っちゃうのよ」
「えっ、やるって? な、何を? まさか……」
お姉ちゃんが、驚愕の表情で、声を上げます。
「違う、違うよ、麗子ちゃん。セックスじゃなくて、オナニーだわよ。健二くんだって、それと同じようなもの持ってるでしょう?」
「う、うん。でも、窮屈だし、めんどくさくて、あんまり……」
「ふふふ、健ちゃんたら、大きいものね。使いにくいかもね、ふふ」
お兄ちゃんが、顔を赤らめている。
お姉ちゃんはどうやら、ポケットテンガをコンドームと勘違いしたらしいのです。

