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私んちは淫乱家族
第14章 ★★そして次の日曜日★★

私たち3人は、おばさまに促されて玄関を上がると、ダイニングのテーブルに落ち着きました。

まだ、午前10時前だから、昼食には早過ぎます。
テーブルの上には、ブドウの房が大皿に盛りつけてあります。洗ったばかりなのか、水滴がみずみずしくて美味しそうです。

お姉ちゃんは、ブドウの房に手を伸ばします。

「ねえ、おばさま、これってさあ、大粒で巨峰みたいだね」

「みたいじゃなくて、巨峰だわよ。甘くて美味しいから食べなさい」

おばさまは、椅子に座ると足を組みます。
足を大きく上げて組み替えるたびに、ワンピースの裾がわずかにめくれて、太ももを縛りつける網ストッキングの花柄がチラリと覗きます。

足の組み替えが、あからさまに大胆になるにつれ、スカートの裾はさらに大きくめくれます。
お兄ちゃんの視線は、そのたびに吸い寄せられて、たじろぎの眼です。


時折おばさまは、網ストッキングがゆるんだかのような素振りで、花柄フリルを引っ張って持ち上げます。
その瞬間に、チラリと覗く太ももの白さが、バラのトゲみたいに鋭く瞼を突き刺すのです。

お兄ちゃんだけではありません、私もお姉ちゃんも、おばさまの、その艶やかな所作の色っぽさに、ついつい見とれてしまっていたのですよ。


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