この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私んちは淫乱家族
第15章 おばさまとお兄ちゃん

おばさまの目は猫目石のように鋭く輝き、お兄ちゃんを凝視しています。
お兄ちゃんを蠱惑するように、ゆっくりと、ゆっくりと、見せつけながら、パンティの縁をなぞります。
「紫の色言葉を知ってる? 高貴と神秘……なんだよ、うふっ」
おばさまの声は、妖しく挑発的です。
「アフリカンバイオレットの紐付きパンティはね、不思議の国の、魔女の森でさまようパープルバタフライ……紫色の蝶のイメージなのよ」
おばさまに言われてみれば、すらりと伸ばした黒ストッキングの足が、魔法使いの杖に思えます。
「紫色の蝶はね、やがて森の狼に食べられちゃうの……うふふ」
おばさまの指は、蝶のように伸びて広がり、陰毛がはみ出ないように、パンティの裾をなぞっています。
「うふふ、うふふ……」
これはもう、悩殺ポーズどころではありません、誰が見たって淫乱な痴態です。
お兄ちゃんはもう、耐えられそうもありません、限界のようです。
ブルブル身体を震わせてイスから立ち上がり、ソファーに近づくと、おばさまの前に立ち尽くしたのです。
「お、おばさま、オレ、もう、我慢できないよ……」

