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私んちは淫乱家族
第4章 お父さんとお姉ちゃん

お姉さんは、手に持っていたパンティを広げて、友人の顔面に押し当てると、ふっとお兄ちゃんの方を振り向いて、唇をゆがめて微笑んだのです。

お兄ちゃんと目を合わせながら、ゆっくりと腰を落として瞳を潤ませたのです。
そして、腰を上下に揺らしながら、小さな唇から喘ぎ声を漏らしています。

スカートの内側で、何が起こっているかは明らかです。
女を知らない童貞だって、そのくらいの知識はありますから。

その時、お兄ちゃんは思ったそうです。
もしかしてお姉さんは、弟とセックスをしているという背徳感よりも、見られることにエクスタシーを感じているのではないだろうかと。

その証拠にお姉さんは、淫らに悶える表情をあからさまに見せつけて、お兄ちゃんの目をじっと見つめていたけれど、終わった後でも、後日でも、誘惑してくることはなかったから。

友人はといえば、お姉さんのシャツの下から手を伸ばし、オッパイを揉みながら腰を突き上げていたそうです。

「ああ、気持ちいい……」と、薄目でつぶやいたお姉さんの声が、しっかりとお兄ちゃんの鼓膜に張り付いたのです。

その刹那、お姉さんの悶える姿態が、麗子お姉ちゃんにすり替わったのです。

自分もヤリたい! ヤッてみたい!
友人とお姉さんが、いま目の前でヤッているみたいに、妹の麗子と試してみたいと、激しい衝動に駆られたのですよ。


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