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痴漢 reversal
第1章 満員電車で
いつもと変わらぬ満員電車。職場と自宅を往復する日々にはなんの刺激も興奮もなかった。
職場について仕事にとりかかっても、それは誰にでもできるもので、私がいなくなったとて代わりなら誰でもできるのである。生活のためだと割り切っても、仕事は憂鬱でしかなかった。
はぁーっと、つい大きなため息が漏れてしまう。
見慣れた景色をぼんやり見ていると、ふと尻に違和感があった。
撫でられているような感触に、誰かに触れられているのかと疑問が沸いた。しかし、こんな中年のおじさんを痴漢する物好きなどいるのだろうかと、私の頭は混乱してしまう。
知らない誰かが私の尻を撫でていることに、不快感はなくただただ不思議な思いだった。
私がよけずにいたことで受け入れられたと判断したのか、尻の形を確かめるような撫で方に変わっていった。
あいにく尻で感じるようなたちではないので、特に何も感じてはいなかったが、時折割れ目をなぞり穴を押すように触られるのには、びくっと身体が反応してしまう。
背後で人の動く気配がしているなと思っていると、ガタンと電車が揺れた。その瞬間、背中に柔らかな膨らみが当たるのを感じた。
その膨らみは私の背中に押し付けられたまま、手は前の方をまさぐろうとしているようであった。
前にきた手は私の前太ももを撫でさすり、時折足の付け根に指を滑らせた。加えて背中には久しぶりに感じる女の柔らかさがあり、尻を触られていた時にはふにゃふにゃだったはずの一物は、下着の中で苦しそうに勃起している。
そのぎんぎんになった一物を、ズボン越しに指が滑った。
「んっ……」
思わず出そうになってしまった声を決死の思いで抑えた。
一度股間へと伸びた手は、遠慮なく私の一物にちょっかいをかけだす。睾丸の方から先まで手を往復されたり、ぎゅっとつかまれたりしては、身体がびくびくと動いてしまう。
しばらくすると、手がベルトにかかった。なるべく音を出さないようにと慎重に外し始めるその手を、私は思わず掴んでいた。
ズボンの上から撫でられることにもどかしさを感じ、実際に触れて欲しいと切望していたのは事実だが、さすがにこんなところで出してしまうわけにはいかないと理性が働いた。
職場について仕事にとりかかっても、それは誰にでもできるもので、私がいなくなったとて代わりなら誰でもできるのである。生活のためだと割り切っても、仕事は憂鬱でしかなかった。
はぁーっと、つい大きなため息が漏れてしまう。
見慣れた景色をぼんやり見ていると、ふと尻に違和感があった。
撫でられているような感触に、誰かに触れられているのかと疑問が沸いた。しかし、こんな中年のおじさんを痴漢する物好きなどいるのだろうかと、私の頭は混乱してしまう。
知らない誰かが私の尻を撫でていることに、不快感はなくただただ不思議な思いだった。
私がよけずにいたことで受け入れられたと判断したのか、尻の形を確かめるような撫で方に変わっていった。
あいにく尻で感じるようなたちではないので、特に何も感じてはいなかったが、時折割れ目をなぞり穴を押すように触られるのには、びくっと身体が反応してしまう。
背後で人の動く気配がしているなと思っていると、ガタンと電車が揺れた。その瞬間、背中に柔らかな膨らみが当たるのを感じた。
その膨らみは私の背中に押し付けられたまま、手は前の方をまさぐろうとしているようであった。
前にきた手は私の前太ももを撫でさすり、時折足の付け根に指を滑らせた。加えて背中には久しぶりに感じる女の柔らかさがあり、尻を触られていた時にはふにゃふにゃだったはずの一物は、下着の中で苦しそうに勃起している。
そのぎんぎんになった一物を、ズボン越しに指が滑った。
「んっ……」
思わず出そうになってしまった声を決死の思いで抑えた。
一度股間へと伸びた手は、遠慮なく私の一物にちょっかいをかけだす。睾丸の方から先まで手を往復されたり、ぎゅっとつかまれたりしては、身体がびくびくと動いてしまう。
しばらくすると、手がベルトにかかった。なるべく音を出さないようにと慎重に外し始めるその手を、私は思わず掴んでいた。
ズボンの上から撫でられることにもどかしさを感じ、実際に触れて欲しいと切望していたのは事実だが、さすがにこんなところで出してしまうわけにはいかないと理性が働いた。