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ナカまで愛でてトロトロに溶かして
第4章 【本音と建前】





何とか締め切り間に合わせて時間内通りに作業を終える事が出来た。
お酒はNGなので蓮くんが作ってくれたレモネードの炭酸ジュースで乾杯。
グラス片手に最終作業工程までチェック。




「千景ちゃんも蓮くんもありがとう〜間に合った〜最高〜!」




「ですね!泊まり覚悟してましたけどアキ先生の怒涛の仕上がりスピードに押されて頑張っちゃいました」




携帯のライン画面開いてたから後ろから手で画面隠してあげた。
え?てな顔でこっち向くから意地悪したくなっちゃう。




「彼氏に迎えに来てって連絡するの?予定に入れてたなら泊まれば良いじゃん」




「えっ!?いや、泊まりかどうかははっきりしたら連絡するって言ってきてたんで」




「じゃ、泊まりになったって言えば?」




「えぇ!?ウソついた事ない」とかド天然な事言うから蓮くん居ようが居まいがキスしてあげる。
携帯取り上げテーブルの上に置いた。
激しく口内犯したくなる。
両頬を片手でムニュッと抓んで唇を突き出させる。




「ウソはつかせないよ、コレも仕事の一環って事にするね?」




「え?え?ちょっと待ってください」




恥ずかしいの?蓮くんも見てるから?
いつも目の前でもキスしてたじゃない。
フレンチキスだけど。
せっかく頑張って仕上げて時間作ったのに〜!
まぁ、猛スピードで仕上げられたのも蓮くんとの絡みがあったからだけどね。





え、2人とも泊まらせちゃう!?
イヤン、私凄いエロい事考えちゃってる。
2人の相手……出来るかな!?
女2、男1の3Pなんてお初だよ。
ヤバ……濡れてきた。




1人妄想が繰り広げられていた最中、突然鳴り響いた着信音。




「アキ先生、お電話ですよ」と蓮くんがすかさず携帯を持ってきてくれた。
相手は鍵山さん。
うわ、凄く嫌な予感がする。
しばし固まっていると「出ないんですか?」と言われ仕方なく通話状態にした。




__あと1時間後に行く、とびきり良い話持ってってやるからアシスタント帰しておけよ?まだ内密にしないといけない話だから、じゃ、また後で





それだけ言って一方的に切られた。
もしもし…さえ言わさない人。
嵐のような男ね。










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