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時と運命の調律者
第30章 過激な愛への道標
「lineはやらないでね」
と蒼太は予(あらかじ)め、メリアリアに伝えて置いた、便利なことは便利なのだがあれをやると本社のある“高麗連邦政府”の直轄機関に個人情報が全て軒並み引き抜かれてしまうため、蒼太は前もって釘を刺しておいた訳である。
「本当はメールアドレスもヤバいんだけど・・・。あれも“マイナンバー”みたいなものだから、こっちもやっぱり本社の置かれている合衆国(ステイツ)の情報局に登録されて、場合によっては色々とやられちゃうんだけど、流石に連絡手段が最低限ないと、不便だからね」
「解った」
と、メリアリアは了承してくれたモノの、彼女に“ごめんね、ちょっと遅れるかも知れない(と言うよりも、ほぼ確実に遅れるが)”と連絡を入れた、その30分後位から、恐ろしい程の勢いでメールが着信し始めた。
「・・・寂しいな」
「蒼太、早く会いたい」
「早く帰ってきてね」
「ねえ、今どこにいるの?」
と言う内容のメールが5分に1回の割合で、連発して届き始めたのだ。
挙げ句の果てには。
「ねえ」
「今」
「どこ?」
「居」
「る」
「の」
そして連発する着信音(電話)。
最初はそれを律儀に返していた蒼太だったが電車に乗った事も手伝って、中々出られなかった時間帯があった、すると。
と蒼太は予(あらかじ)め、メリアリアに伝えて置いた、便利なことは便利なのだがあれをやると本社のある“高麗連邦政府”の直轄機関に個人情報が全て軒並み引き抜かれてしまうため、蒼太は前もって釘を刺しておいた訳である。
「本当はメールアドレスもヤバいんだけど・・・。あれも“マイナンバー”みたいなものだから、こっちもやっぱり本社の置かれている合衆国(ステイツ)の情報局に登録されて、場合によっては色々とやられちゃうんだけど、流石に連絡手段が最低限ないと、不便だからね」
「解った」
と、メリアリアは了承してくれたモノの、彼女に“ごめんね、ちょっと遅れるかも知れない(と言うよりも、ほぼ確実に遅れるが)”と連絡を入れた、その30分後位から、恐ろしい程の勢いでメールが着信し始めた。
「・・・寂しいな」
「蒼太、早く会いたい」
「早く帰ってきてね」
「ねえ、今どこにいるの?」
と言う内容のメールが5分に1回の割合で、連発して届き始めたのだ。
挙げ句の果てには。
「ねえ」
「今」
「どこ?」
「居」
「る」
「の」
そして連発する着信音(電話)。
最初はそれを律儀に返していた蒼太だったが電車に乗った事も手伝って、中々出られなかった時間帯があった、すると。