この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
時と運命の調律者
第24章 絆と繋がり 前編
(人の世の、どんな場所にはない力やアイテムでも、神々の世界にならば存在し得るかも知れない)
そう考えた蒼太は改めて異国の少女の姿となってしまったメリアリアに目を向ける。
「僕も、協力するよ。でも取り敢えず、まずは・・・」
「う、うん。解ってる。抱いて?蒼太・・・」
そう言ってメリアリアは再び身体を預けるモノの、そんな彼女をまたもや自身の膝に乗せて抱き締めると、蒼太は今度は啄むようなバードキスの連続で、もう一度、メリアリアの意識を蕩かせに掛かる。
「ん、んっ。ちゅ、ちゅっ。ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぶ、ちゅぷ・・・っ。ちゅぱっ、ぷはっ。はあ、はあっ。・・・ねえ蒼太」
「ん?」
「ずっと、気になっていたんだけど。・・・どうしたの?これ」
暫くはそのまま、夢中になって彼氏とのめくらめく口付けの時間を堪能していたメリアリアだったが。
ふとその額に付いていた大きな向かい傷に目をやった、普段は前髪で隠されて居るモノの、ここまで近付くと嫌でも目に入ってしまい、気になってしまったのだ。
「ん・・・。昔ちょっと、色々あってね」
「誰かに、付けられたのね!?」
すると“許さないから”と、今度はハッキリとした憤怒の表情を見せて、メリアリアが言い放った。
「誰がやったのか、知らないけれど・・・。私の蒼太を、こんな目に遭わせた奴なんて、私は絶対に許さない!!」
「メリー・・・」
“酷いわ”と、涙目になりながらそう告げると、メリアリアはまるで癒やそうとするかのように、そこに何度も口付けを繰り返すモノの、そんな少女の震える背中を、蒼太も蒼太でソッと摩(さす)るように撫で続ける。
そう考えた蒼太は改めて異国の少女の姿となってしまったメリアリアに目を向ける。
「僕も、協力するよ。でも取り敢えず、まずは・・・」
「う、うん。解ってる。抱いて?蒼太・・・」
そう言ってメリアリアは再び身体を預けるモノの、そんな彼女をまたもや自身の膝に乗せて抱き締めると、蒼太は今度は啄むようなバードキスの連続で、もう一度、メリアリアの意識を蕩かせに掛かる。
「ん、んっ。ちゅ、ちゅっ。ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぶ、ちゅぷ・・・っ。ちゅぱっ、ぷはっ。はあ、はあっ。・・・ねえ蒼太」
「ん?」
「ずっと、気になっていたんだけど。・・・どうしたの?これ」
暫くはそのまま、夢中になって彼氏とのめくらめく口付けの時間を堪能していたメリアリアだったが。
ふとその額に付いていた大きな向かい傷に目をやった、普段は前髪で隠されて居るモノの、ここまで近付くと嫌でも目に入ってしまい、気になってしまったのだ。
「ん・・・。昔ちょっと、色々あってね」
「誰かに、付けられたのね!?」
すると“許さないから”と、今度はハッキリとした憤怒の表情を見せて、メリアリアが言い放った。
「誰がやったのか、知らないけれど・・・。私の蒼太を、こんな目に遭わせた奴なんて、私は絶対に許さない!!」
「メリー・・・」
“酷いわ”と、涙目になりながらそう告げると、メリアリアはまるで癒やそうとするかのように、そこに何度も口付けを繰り返すモノの、そんな少女の震える背中を、蒼太も蒼太でソッと摩(さす)るように撫で続ける。