この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
時と運命の調律者
第24章 絆と繋がり 前編
「・・・って言うかさ。何で、そんな姿になっちゃったの?」

「う、うん。実は・・・」

 そこでメリアリアは蒼太に全てを話した、クロードとの事やエカテリーナの事、そして自分がどうやってここまでやって来られたのかも。

「・・・女帝エカテリーナ?」

「う、うん。そう名乗っていたわ。・・・そう言えばあいつ、蒼太の事を知っていたみたいだったけど」

「・・・いいや、聞いた事はないな」

 とメリアリアの言葉に、蒼太は本気で首を傾げるモノの彼にしてみればエカテリーナ等と言う名前は一切合切記憶には無く、またそんな風貌の人物にも会った覚えは皆無であった。

「うーん、何者なんだろう・・・」

「それでソイツが黒い玉のような物を投げつけてきたと思ったら、こんな風になっちゃって・・・」

 とメリアリアは少し悔しそうな表情で呟くが、彼女がこんな顔を見せるのは珍しい事であり、よっぽどリベンジしたい相手なのであろう事が伺える。

「・・・だけど存在の、波長までをも変えてしまうアイテムなんて」

「お陰で凄く苦労したのよ!?こっちのマジックアイテムは、軒並み使えなくなっちゃうし、皆には解ってもらえなくなっちゃったし・・・。蒼太だけだったよ、ハッキリと解ってくれたのって・・・!!」

「・・・そっか」

 苦労をしたね、と蒼太は続けるモノの彼にしても他人事ではない、大事な彼女を危険な目に合わせた存在である、女性とは言えども放ってはおけない。

 それにその“波長を変えてしまうアイテム”と言うモノにも興味と言うか、ちょっとした心当たりのようなモノがあった、無論、そんなモノはどんな物語にも、伝説の中にも出て来ないが唯一、可能性があるとすれば、それは“神話”の中だけだ。
/171ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ