この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
時と運命の調律者
第24章 絆と繋がり 前編
「・・・って言うかさ。何で、そんな姿になっちゃったの?」
「う、うん。実は・・・」
そこでメリアリアは蒼太に全てを話した、クロードとの事やエカテリーナの事、そして自分がどうやってここまでやって来られたのかも。
「・・・女帝エカテリーナ?」
「う、うん。そう名乗っていたわ。・・・そう言えばあいつ、蒼太の事を知っていたみたいだったけど」
「・・・いいや、聞いた事はないな」
とメリアリアの言葉に、蒼太は本気で首を傾げるモノの彼にしてみればエカテリーナ等と言う名前は一切合切記憶には無く、またそんな風貌の人物にも会った覚えは皆無であった。
「うーん、何者なんだろう・・・」
「それでソイツが黒い玉のような物を投げつけてきたと思ったら、こんな風になっちゃって・・・」
とメリアリアは少し悔しそうな表情で呟くが、彼女がこんな顔を見せるのは珍しい事であり、よっぽどリベンジしたい相手なのであろう事が伺える。
「・・・だけど存在の、波長までをも変えてしまうアイテムなんて」
「お陰で凄く苦労したのよ!?こっちのマジックアイテムは、軒並み使えなくなっちゃうし、皆には解ってもらえなくなっちゃったし・・・。蒼太だけだったよ、ハッキリと解ってくれたのって・・・!!」
「・・・そっか」
苦労をしたね、と蒼太は続けるモノの彼にしても他人事ではない、大事な彼女を危険な目に合わせた存在である、女性とは言えども放ってはおけない。
それにその“波長を変えてしまうアイテム”と言うモノにも興味と言うか、ちょっとした心当たりのようなモノがあった、無論、そんなモノはどんな物語にも、伝説の中にも出て来ないが唯一、可能性があるとすれば、それは“神話”の中だけだ。
「う、うん。実は・・・」
そこでメリアリアは蒼太に全てを話した、クロードとの事やエカテリーナの事、そして自分がどうやってここまでやって来られたのかも。
「・・・女帝エカテリーナ?」
「う、うん。そう名乗っていたわ。・・・そう言えばあいつ、蒼太の事を知っていたみたいだったけど」
「・・・いいや、聞いた事はないな」
とメリアリアの言葉に、蒼太は本気で首を傾げるモノの彼にしてみればエカテリーナ等と言う名前は一切合切記憶には無く、またそんな風貌の人物にも会った覚えは皆無であった。
「うーん、何者なんだろう・・・」
「それでソイツが黒い玉のような物を投げつけてきたと思ったら、こんな風になっちゃって・・・」
とメリアリアは少し悔しそうな表情で呟くが、彼女がこんな顔を見せるのは珍しい事であり、よっぽどリベンジしたい相手なのであろう事が伺える。
「・・・だけど存在の、波長までをも変えてしまうアイテムなんて」
「お陰で凄く苦労したのよ!?こっちのマジックアイテムは、軒並み使えなくなっちゃうし、皆には解ってもらえなくなっちゃったし・・・。蒼太だけだったよ、ハッキリと解ってくれたのって・・・!!」
「・・・そっか」
苦労をしたね、と蒼太は続けるモノの彼にしても他人事ではない、大事な彼女を危険な目に合わせた存在である、女性とは言えども放ってはおけない。
それにその“波長を変えてしまうアイテム”と言うモノにも興味と言うか、ちょっとした心当たりのようなモノがあった、無論、そんなモノはどんな物語にも、伝説の中にも出て来ないが唯一、可能性があるとすれば、それは“神話”の中だけだ。