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ちょっと、そこのあなた。勇者なんでしょ
第1章 都合よくセーラー服の女子高生が
おまえがこの世に生を受けし理由と目的」
ははーん。わかったぞ。こりゃあSFじゃなくて、たぶんファンタジーなんだね。ぼくの生まれるずいぶん前から戦争が絶えないってことはきっと、どこか遠くの世界では人類と機械たちが対立して、その果てしない抗争が繰り広げられているんだ。で、ぼくみたいなやつがたまたまその争いに巻きこまれちまって、でも生まれつき強い魔力を持ってるおかげで死んじゃうことなく逃げまわっているわけだな。そう考えるとちょっと面白いかもしんねえ。よし。決めた。こうなったらこの魔法を使って大冒険をしてやろうじゃないか。それで死んだはずの両親がどうしたこうしたって展開になれば万々歳さ。まてまて。そんな都合よくいくものかね?
「おい、何をぼやっとしている!」
あっ……まずいまずい。すっかり意識を奪われていた。とにかくここから逃げ出す方法を考えないと!そうだ。この壁から出るしかないぜ。魔法で吹き飛ばしちゃえ。……なんていう考えを見越していたのか知らないけどさ、そのときだったんだよね。壁の中から何匹もの大きなクモが現れたんだ。それも見たことも無いくらい大きいやつらが。
『うひょーっ。都合よくセーラー服の女子高生が捕まってるぜー。しかも服はビリビリ。白いぱんつが見えてる。こりゃあピンチヒロイン」
「ちょっと、そこのあなた。勇者なんでしょ? だったらあたしを助けて。きゃーっ」
クモは容赦なく彼女のスカートを切り裂く。「うひょーっ!つるぺたにパンツ一丁」。さらに一匹が彼女を壁に張り付けるともうひとりの女生徒が「やめてやめて助けて」「ぎゃあああんやめろおおお」「やめるんだ! やめないか。こんなことをしても誰も救えないというのに!」などと言いながらクモを追い払おうとするが多勢に無勢でむなしく取り押さえられてしまいました
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