この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ちょっと、そこのあなた。勇者なんでしょ
第1章 都合よくセーラー服の女子高生が

「ぎゃあああああん痛いっ やめてくださいお願いですぅ。もう逆らいません許してえ。あああーっ。ぐへげぶぇげべげべげべべげぶべ」などと悲鳴をあげてます。いや、そんなことよりもさっき飛んできたクモに気が付いた。なんて大きなクモなんだ。そしてなんだ。あのクモってどこかで見たことがあるぞ。「やーっぱりこいつらは、うちの学校の生徒なんだー。しかもめちゃくちゃ強いよー」
さっきのクモを見て確信するぼく。だってそのほとんどが蜘蛛なんだもん。ああ、さっきのクモの群れぜんきょうすっとっただけだ。いや、あのクモは蜘蛛だったわけじゃなく、まさにムカデだったのだ。あのクモは、さっきのクモよりさらに強いクモなのだ。
それはともかく部屋から逃げるチャンスだ。あのクモが気が動転しているうちにちょいと飛んでみよう。
だがクモといえば…………どうやって家に逃げるんだろう。うお。何かがクモの足元にぶつかった。これは誰だこれっ。
「うわーっ! えっえっ」
クモがクモを殴ったんです。そしていつものように蜘蛛はそれに気を取られてクモにぶつかりかけたけど、もう遅い。クモの攻撃が止まってしまった。
「なんで……? どうやって入ってきたの?」
「あ、ああ……。悪いが、俺はクモだってなんだって飛びついてくるんだぞ?」
「そんな事は全然知らないよ。あたしはただ……その……なんとかして」
「えっ……。なんとかって……。その……なんとかというのはちょっと聞き捨てならないな。なんなんだ、なんか言えよ。って……。えっ……」
そのあともクモが次々とぼくの部屋に入ってくる。クモってクモだったんだな。ていうかこいつ、人を襲おうとしたんじゃ……ん? ちょっと待てよ。もしかしたらあれはあくまでクモの可能性が高いかもしれないが、クモがクモだったのか、それともただのクモだったのか。もしくは……このクモって実は蜘蛛なんじゃ?
「ねえ、あたしに何か言えない事でもあるの?」
「いや、そういうわけじゃなくてさ……」
「まあいいじゃない。ほら、早くやってよ。あんまり遅いとお客さんに迷惑だから」
そういってクモは何か言おうとしたが、結局そのままのぼせてしまった。
結局ぼくはかじりつくのを諦めた。
しかしお店の人が来たからか、クモはやめてくれたし、ぼくはちょっとだけ手伝ってやろうと心に決め、店へと歩み、クモの前に立って、
「あの……なに、で?」
さっきのクモを見て確信するぼく。だってそのほとんどが蜘蛛なんだもん。ああ、さっきのクモの群れぜんきょうすっとっただけだ。いや、あのクモは蜘蛛だったわけじゃなく、まさにムカデだったのだ。あのクモは、さっきのクモよりさらに強いクモなのだ。
それはともかく部屋から逃げるチャンスだ。あのクモが気が動転しているうちにちょいと飛んでみよう。
だがクモといえば…………どうやって家に逃げるんだろう。うお。何かがクモの足元にぶつかった。これは誰だこれっ。
「うわーっ! えっえっ」
クモがクモを殴ったんです。そしていつものように蜘蛛はそれに気を取られてクモにぶつかりかけたけど、もう遅い。クモの攻撃が止まってしまった。
「なんで……? どうやって入ってきたの?」
「あ、ああ……。悪いが、俺はクモだってなんだって飛びついてくるんだぞ?」
「そんな事は全然知らないよ。あたしはただ……その……なんとかして」
「えっ……。なんとかって……。その……なんとかというのはちょっと聞き捨てならないな。なんなんだ、なんか言えよ。って……。えっ……」
そのあともクモが次々とぼくの部屋に入ってくる。クモってクモだったんだな。ていうかこいつ、人を襲おうとしたんじゃ……ん? ちょっと待てよ。もしかしたらあれはあくまでクモの可能性が高いかもしれないが、クモがクモだったのか、それともただのクモだったのか。もしくは……このクモって実は蜘蛛なんじゃ?
「ねえ、あたしに何か言えない事でもあるの?」
「いや、そういうわけじゃなくてさ……」
「まあいいじゃない。ほら、早くやってよ。あんまり遅いとお客さんに迷惑だから」
そういってクモは何か言おうとしたが、結局そのままのぼせてしまった。
結局ぼくはかじりつくのを諦めた。
しかしお店の人が来たからか、クモはやめてくれたし、ぼくはちょっとだけ手伝ってやろうと心に決め、店へと歩み、クモの前に立って、
「あの……なに、で?」

