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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第4章 パイパン熟女
傷心で帰国した文恵を救ってくれたのが
元夫の脇坂一朗太だった。
彼は文恵と同じ大学で一学年上の先輩だった。
文恵とは同じ文芸部のサークルに所属していて
文恵が留学前からの顔馴染みだった。
彼は一足先に卒業し、大手の出版社で働きだしていた。
帰国後、彼から「会いたいんだけど時間あるかな?」と連絡が来たが「誰とも会いたくないの」と返信すると「何かあったのか?」と小一時間もしない間に文恵の部屋に飛んで来てくれた。
せっかく心配して訪問してくれたのだから
無碍に追い返すことも出来ず、とりあえず部屋に招き入れた。
彼は理由も聞かずに他愛もない世間話を
延々と続けた。
彼の社内での失敗談などを聞いているうちに
思わず「くすっ」と笑ってしまった。
「おっ、ようやく笑ってくれたねえ、
やっぱり君には笑顔がよく似合うよ」
そう言って優しく肩を抱いてくれた。
顔もスタイルも文恵の理想のタイプからはほど遠かったが、なぜか彼と一緒にいると落ち着けた。
付き合って欲しいとも、告白などしなかったが、
一緒にいるのが当たり前になって
気づけば彼が文恵の部屋に転がり込むような形で同棲生活がスタートした。