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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第6章 クラスメート
「おいおい!
差出人が誰かぐらい聞けよ」
大下は席を立って僕の前に回り込んで顔を覗き込んだ。
「じゃあ、聞くけど…誰?」
僕がそう聞くと大下はニンマリと笑って
「二組の横山だよ!横山聡子!
お前、やったじゃん!ミスミニマムからラブレターだよん」
名前を聞いて僕は思わず立ち上がり
大下の手からラブレターを奪い取った。
まさか!?
あの、ミスミニマムから?
「なんて書いてあるんだよ~」
手紙を覗き込む大下を無視して
僕はトイレの個室に飛び込んだ。
そして震える手で手紙を読んでみた。
『はじめまして…
二組の横山聡子です。
こんなことを言ったら
笑われるかも知れないけれど
私…あなたの事が好きなんです』
手紙には、どんなに僕の事を想っていてくれてるのか延々と綴られていた。
ドンドン!トイレのドアが乱暴に叩かれる。
「で、どうすんのさ
イエスかノーか、ハッキリさせろよ~」
大下だ。
サンキュー、お前は愛のキューピッドだよ!
「イエスだよ!イエスに決まってるじゃないか!」
僕はトイレの個室の中から大きな声で叫んでいた。
トイレの個室から出ると大下が待ち構えていて
「俺に感謝しろよ!
あ、今日の昼飯、お前の奢りな
俺、学食のカツカレーでいいから」と
ニヤニヤしていた。