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第1章 読み切り一章

♀ 鳴瀬マリエ(27歳)

身長158ｃｍ、B86-W58-H85。
婚約者あり。
国立大学卒の才女。やや童顔でありながら、何事にも屈さない意志を感じさせる瞳が美しい。そのアンバランスさが得も言われぬ色気を放つ。透き通るような肌に、細身で小柄だが過不足ない体は日課にしているヨガの賜物。
仕事のキレは鋭く、不要なコンパや誘いには乗らないタイプ。社交的でないワケではないが、周囲からはガードが固いと噂されている。
勿論、恋人以外との経験はない。現婚約者は歴代3人目の彼氏で職場のエリート。マリエの５歳上の先輩。
マリエは高嶺の花、婚約者は社内の敏腕社員。つまりは妬みの対象である。特に婚約者はやや傲慢な性格のため、そこそこ恨みも買っている。



♂ 岩松君(23歳)

大学途中までは100キロ超級の柔道選手だったが、マッサージや整体の腕が優れており、大学時代の監督に強制的に裏方に回された。
条件は『女子柔道部員へのマッサージ』。
馬並みの性欲を持つ彼は快諾。以後、柔道整復師の資格も取得し、そのテクニックは主に“女子向け”に磨かれた。現在は複数の大学や高校、実業団スポーツチームのマッサージや整体を担当している。
マリエの同僚にも何人かの実業団選手がおり、岩松はその関係で彼女の事務所に出入りしている。



♂ 俺(27歳)

マリエの同期。入社から4年、彼女に惚れ、彼女をモノにしたいと励んできたが、婚約の話を聞き絶望。しかも、よりによってアノ先輩とは‥(ヤツには結構イビられたし、腹黒さも知っている)。嫉妬と欲情が暴発し、彼女の事務所に盗撮機を仕掛けた。残業中のマリエを観察し憂さ晴らしをしている。