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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第15章 蘇った記憶
「ああああっ・・・い、いいっ・・・。」

涼子の両手はぎこちなく、そして確実に涼子自身を捕らえようとしていた。

溢れた蜜は花園を濡らし、涼子のしなやかな指を滑らせる。

こんな事が、こんな事があっていいのか。

どうして、こうなってしまったのだろう。

『ああっ・・・あっあっあっ・・・はー・・・あー・・あーん。いいー・・・あぅーん。』

実在と画面の中で、涼子の声が重なる。

実際には理恵が犯されていて、それにイメージがダブってる筈なのだが、涼子にはそう見えてしまうのだった。

涼子は半ば諦め、半ば安心してこのイタズラを楽しむ事にした。

どうせ、この幻影から逃れる事は出来ない。

今までも何回もこの不条理な欲望に流され、ありもしない淫靡な光景に自分を重ねた。

それは甘美で悪魔のような激しい官能を涼子に運び蹂躙していく。

涼子の心をズタズタに引き裂くのだ。

もうイヤだった。

一人だけで耐えているのは。

いつもの自分になろう。

只、細い一本の糸だけは切らずに、このまま身をまかす事にした。

そうではないと本当に破裂してしまう。

ビデオが終われば、このイタズラから昇天しまった時に正気に戻るのだ。
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