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第25章 失われた理性

改めて自分が犯した罪の重さを感じる。

今、夫を裏切って山岡と交わっている。
セックスをしているのだ。

『あうっ・・・』

そう考えた途端、男の逞しい実感を思い出すのであった。

『あんっ・・・んっ・・んっ・・・んんっ。』

息を止めようとするのだが、忘れていた官能が返って激しさを増して押し寄せてくる。

『んふっ・・・んんんっ・・いやぁ・・。』

押し殺した声を漏らしながら逃れようとするのだが、山岡は許してくれない。

『ふふふ・・・おいおい、涼子ぉ・・・。あんなに欲しがってたじゃないかよぉ。』

耳元で囁きながらいたぶっていく。

涼子の目から涙が溢れてきた。

『ダンナに聞かせてやろうぜぇ・・・。』

『んっ・・んふっんふっ・・いやぁ・・。』

心は拒絶するのに身体が反応してしまう。

涼子のヴァギナは熱いコックを更に強く締め付けるのだった。