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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第25章 失われた理性
山岡の手は涼子の顔から離れていた。

しかし涼子は男の愛撫に耐えながら、声を押し殺す事しかなかった。

今声を出すと、夫に自分のヨガリ声を聞かれてしまう。

そう思えば思う程、男と繋がっている実感と官能が強く沸き上がってくる。

『もしもしっ、涼子・・もしもしっ・・・。』

達彦の苛立つ声が連呼している。

『どうした涼子。俺が代わろうか・・・。』

反対側に耳元で男が囁いた言葉に、涼子は全てを悟る。

諦めてご主人様のイタブリに耐える事にしたのだ。

『ご、ごめんなさい・・・アナタ・・・。』

やっと絞り出せた声は、今にも消え入りそうだ。

『どうしたんだい、具合は大丈夫・・・?』

「えっ、え・・・ぇ・・・・。」

夫と会話をしている。

別の男と交わったままで。

涼子の心臓は破裂してしまうかと思う程、激しく鼓動を繰り返していた。

山岡のコックの堅さが切ない程気持ち良い。

無意識に締めつけている自分が分かった。

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