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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第26章 バックミラー
そして、優しい視線は田代にも向けられた。

「んふふっ・・・・。」

ミラー越しに涼子が笑った。

以前は決してくれることのなかった優しい潤んだ瞳の光であった。

そう、山岡の罠にはまり調教された後ですら田代には以前と変わらぬ軽蔑か、もしくは怯えた暗い光を宿していたのに。

今は春の日差しのような柔らかで暖かい眼差しを投げてくれるのだ。

運転しながら田代はこのささやかな幸せを噛締めていた。

心から憧れていた女神のくれる笑顔を。

田代にとって「あの日」は生涯で最も印象に残る日になったのだ。

もう一度田代はミラー越しに「涼子様」の視線を探った。

「んっ・・・あ・・・・ん・・・・。」

山岡のヤニ臭い舌の味に咽びながら、敏感に田代の視線を感じた涼子も、以前抱いた嫌悪感を不思議な気持ちで思い出すのだった。

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