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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第26章 バックミラー
しかし、それがギラついた欲望を伴った強烈な光を放ち、以前よりもはるかに涼子を怯えさせている事に田代は気付いてはいない。

今もドアの窓を下げながら、徐々に現れる涼子の姿を舐めるように見つめる田代の目が涼子の胸に不安を充満させるのだった。

この女が欲しい。

田代の目はそう叫んでいた。

それでも田代は精一杯押し殺した声で言った。

「お迎えにあがりました・・・。」

涼子は堅い表情のままか細く答えた。

「あ、あの・・・山岡さんはいらっしゃらないですけど、本当に・・・・ベスも一緒に行くのでしょうか・・・?」

「そうです。」

短く答えた田代は、それでも憧れの女神と直接言葉を交わせた事に、小さな喜びを感じていた。

「で、でも・・・・。」

「何なら、電話で確認しましょうか?」

「い、いえ・・結構です・・・。」

確かに山岡からは、愛犬のベスを連れてくるようには言われていた。

もしかすると、今夜も山岡の家に泊まる事になるかもしれない。

それなら行きつけの獣医にでも預けてくるのだったが。

涼子は周囲を気遣った後で手早く後部座席にベスと、一緒に乗り込んだ。

ベスは余程訓練されているのか、吠えもせずに大人しく涼子の膝元にうずくまっている。

田代は犬を脅かさぬよう、静かに車を発進させると山岡の家を目指した。

そしてこれだけが田代の特権であるかのように、固い表情で座る涼子の身体に視線を絡ませていく。
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