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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第27章 拒絶の代償
涼子の強張った表情は小さな悲鳴と共に、ミルミル蒼白に崩れていった。

そして慌ててコックから手を放すと、無防備に晒されたバストを両手で隠すのだった。

田代が立っていた。

茶パツのリーゼントの下でギラついた両目が光っている。

黒いガウンをまとい、その下からのぞかせる素足から男が裸である事を、一瞬にして涼子に悟らせていた。

そして、それがどういう事であるかも。

「い、いやっ・・・いやぁ・・・・。」

毛足の長い絨毯にうずくまるようにして身を隠す涼子の背中が、汗で光っている。

それが痛々しく感じた理恵は、泣きそうな目で山岡の顔を見た。

薄笑いを浮かべながら、山岡は理恵にも言い聞かせるように言い放つのだった。

「田代にも褒美をやらなきゃなぁ・・・。ええ・・・そうだろ、理恵よぉ・・・?」

「で、でも・・・・。」

理恵は胸が詰まってそれ以上言えなかった。

理恵は言いようのない裏切りを感じていた。

理恵や涼子に指一本振れさせなかったのは、他ならぬ山岡ではなかったのか。

田代が運転する車の後部座席で理恵や涼子を愛撫している時でも、バックミラー越しに田代が見ていれば必ず怒鳴り散らしたではないか。

『バカやろうっ、見てんじゃねえっ・・。テメエになんかに触らせる程安くねえんだ。理恵と涼子はよお・・・。バカがっ・・・。こいつらは最高の女なんだ・・・。』

事あるごとに罵倒したではないか。

それでいて車に設置されている運転席とのカーテンを決して閉ざそうとはしなかった。
わざと田代に見せ付けるようにしていた。

理恵と涼子も多少の気後れはあったが、それ程まで大切に思われているかと満更悪い気はしなかったし、まして田代みたいなチンピラに抱かれるなど考えられないのだ。

さっきも、嫌悪感に満ちた視線を投げたばかりだったではないか。
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