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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第32章 「ご褒美」
車に駆け寄った理恵はドアが中々開かないのを不思議に思い、途端目に入った光景に腰に手を当てて呆れた声を上げた。

「ちょっと、なーにぃ・・・・?」

涼子と山岡は、まだ口付けを交わしていた。

「いい加減にしてよー・・・パパッ。私、朝から待ってたんだからねぇー。」

ようやく涼子の唇を放した山岡は、ニヤニヤしながら答えた。

「ハッハー・・・妬いてるのか、理恵?」

涼子もウットリと山岡の腕の中で微笑んでいた。

「もうっ、ずるいんだからぁ・・・。」


理恵は口を尖らせて言うと、運転席のドアを開けて田代の隣に座った。

「そんなに二人でイチャイチャしたいのなら、私はこっちと仲良くなりますからねー。」

そう言うと、田代の腕をとってチョコンと頭を肩に乗せるのだった。

甘い香りが田代の鼻をくすぐる。

にわかに胸が高鳴るの感じた。

「お、おいっ・・・お前ら、俺の留守中に浮気してんじゃねーだろーなー・・・?」

慌てる山岡の口調が可笑しくて、理恵は更に挑発するのだった。

「へへー・・・どうだかねぇー、田代ぉ・・・・・?。」

そして真っ白に弾む頬を、田代の顔に押しつけるのだった。

田代の脳裏に「あの日」の感触が鮮明に蘇ってくる。

「おいっ、田代・・・どうなんだ?」

山岡の濃い眉毛の下で光る眼光に、田代は理恵を押しのけるようにして真顔で否定するのだった。

「まっまさか・・・そんな度胸、ないっすよ。」

その表情が余りにも真に迫っていたので、理恵は思わず噴出してしまった。

「フフフフフフッ・・・・。」

「ホホホホホホッ・・・・。」

涼子も同時に笑い出していた。

「ガッハハハハッ・・・・。」

続いて山岡が笑うと、田代一人が引きつった表情をする車の中で三人の笑い声が続いていくのだった。

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